当施設は、あなたの「ありのまま」を大切にします。たとえそれが激しい感情や衝動によるものだとしても、ムリにそれを抑えたり、否定したり、或は、過剰に恐れたりする必要はありません。
なぜなら、激しい感情や衝動はそれまで抑えられていた「欲求」の表れであり、“本来はこうありたい” “本当ならこうしてもらいたい”という素直な心のメッセージであると理解できるからです。
当施設では、慢性的な生きづらさを抱える方の多くが、自分の欲求を「抑え込んでしまう傾向」にあることを気づかされます。それは例えば、「もっとラクに生きたい」「もっとホンネを言いたい」「気持ちを察してもらいたい」「存在を認めてもらいたい」など、誰もが日常で体験する基本的な欲求なのですが、当事者はそれを打ち消けそうとする心の使い方(~ねばらないの心づかい)を人一倍強く働かせてしまうのか、基本的な欲求を否定する状態に陥ってしまう傾向がみられます。
- もっとしっかりしていないといけない。
- 年齢相応のように振る舞わないといけない。
- 弱音(幼さ)を出してはならない。
- 相手をがっかりさせては(落胆させては)ならない。
自分の中の欲求を否定しなければいけないということは、それを感じること自体がある種の“いけないこと”(嫌悪体験)となってしまうのかもしれせん。すると、「~したい」「~してもらいたい」という素直な気持ちを持つたびに、それを打ち消さなくていけなくなり、それを打ち消すための余裕がない場合、そのパターン自体を壊したくなる衝動(激しい感情)に苛まれてしまうかもしれません。実際、こうしたパターンの苦しさを、多くの当事者は語られます。
そこで当施設では、あなたの中にある「欲求」を大切に扱います。たとえ、それらが素直に表現されていなくとも、或は激しい感情や衝動として表現されていたとしても、私どもはその背後にある「正直なメッセージ」に耳を傾けます。
もし、自分の生きづらさを「根本から理解したい」という支援ニーズを抱えているのであれば、一度当施設までお問い合わせください。私たちは、あなたのあるがままを大切にします。