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境界性パーソナリティ障害はやっぱり多い?

パーソナリティ障害の研究は、境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder)を中心に、飛躍してきた歴史があります。

現場レベルでも、境界性パーソナリティ障害の方と出会う割合はやはり圧倒的に高く、その傾向は有病率データからも確認できます。

ある外国の調査によれば、境界性パーソナリティ障害の有病率は、一般人口の0.5~5.9%なのですが、精神科外来患者に絞り込むと、全体の10%にまで膨らむとされるほか、入院患者(精神科)においては15~25%にまで跳ね上がることが報告されています。

また、少し視点を変えて他の精神疾患との併存割合からも、その多さ(頻度の高さ)が際立ちします。すなわち、境界性パーソナリティ障害は、他の精神疾患と一緒に現われる多重問題にもなるのです。

例えば、うつ病との併存率は41~83%と最も高いく、双極性障害とは10~20%、物質使用障害(アルコールや薬物など)とは64~66%、PTSDとは46~56%、社会恐怖(社交不安症)とは23~47%、強迫性障害とは16~25%、パニック障害とは31~48%、摂食障害とは29~53%というように、他の精神疾患の多くには境界性パーソナリティ障害が複雑にからんでいると報告されています。

当施設の入所ケースも、境界性パーソナリティ障害の方は圧倒的に多く、診断を受けていない方(予備群)を含めますと、支援につながれていない当事者の方が全国には大勢いると想像されます。

適切な治療や支援を得ることで、境界性パーソナリティ障害は寛解可能な障害の1つであることが分かってきました。まずは、正しい理解を得ることから、始めてはいかがでしょう?

 

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