皆さん、こんにちは。
今回は、入所をご検討中の方々へ、山崎洋スタッフからのメッセージを紹介したいと思います。

彼は、安全面の保持ばかりではなく、日々研修生達の様々な相談に対応してくれています。

どちらかと言えば、研修生に近い立ち位置から関わってくれていて、そんな彼だからこそ見える視点というものがあります。

当センターへ入所するに当たり、不安や心配など当然あると思いますが、以下のメッセージが少しでも皆様のお役に立てることを願っています。

自由な環境

今までたくさんの人達が研修生として入所してきましたが、その中でも比較的近い視点から関わってみて、分かってきたことがあります。

このセンターは、おそらく皆さんが想像しているよりも、ずっと「自由」な施設です。

およそ束縛とよべるものは少ないはずです。

各種セラピー(スポーツ、ダンス、コーラス、心理学講座など)やカウンセリングを受けるも受けないも自由です。

生活時間帯も本人に任され、外出も認められています(車の貸し出しもあります)。

しかし、この「自由さ」は上手に利用する必要があるのです。

全てが強制でないがゆえに、人によっては全く何も参加せずに日々を送ってしまったり、全部こなそうと頑張りすぎてしまったりと、バランスが取れずに失敗してしまうことがあります(失敗にも意味があるそうです)。

では、どういった利用が理想的なのか?と問われると、やはり人によって「最善」は異なってくるので一概には言えませんが、回復されていった研修生たちを見ていて、そこから考えられるアドバイスを幾つかお伝えしたいと思います。

無理をしない

まず、この「自由」というものは、自分が無理をしないためのシステムだと感じられます。

例えば、「いつも参加しているセラピーだけど、今日はなんだか体調が優れないから休もう」とか「気分転換に参加したことのないセラピーに出てみよう。外出してみよう!」、「たまにはカウンセリングを受けて、考えをまとめてみよう」などの発想です。

これらの行動や思考から読み取れることは、「自己管理能力」であったり「自主性」であったりと、生きていく上で必須なスキルが育まれているということです。

動けるときに活動し、疲れた時には適度に休息を!

「強制ではないこと」につい甘えてしまうのではなく、動けるときに行動し、疲れた時には休息し、心身をコントロールするトレーニングをしてみて下さい。

これが実践できるようになった研修生達は、目に見えて変化していったのを覚えています。

是非、参考にしていただけたら幸いです。