娘のホスト通い、家庭内暴力、パパ活、風俗などを止めたい保護者からのご相談を受け付けています。

入所後の変化

①娘が少しずつ本来の自分を取り戻す

入所したからといって、

すぐ別人のようには変わりません。

最初は不安を感じたり、

家に帰りたいと思ったり、

スタッフに本音を話せなかったりすることもあります。

それでも、これまでとは違う環境で生活し、

食事をとり、眠り、人と関わり、

少しずつ自分自身と向き合う時間を持つことで、

娘さんの中に変化が生まれていきます。

例えばそうした変化は、

「ホストをやめた」

「借金をしなくなった」

という結果だけでは表せません。

笑顔が増えてくる。

食事をしっかり食べられるようになる。

夜、ぐっすり眠れるようになる。

人の話を落ち着いて聞けるようになる。

自分の気持ちを言葉にできるようになる。

そして、

「私は本当はどうしたいんだろう」

と、自分自身の人生について

考えられるようになっていく。

JECセンターの入所生活では、

こうした日々の小さな変化が

一歩ずつ進んでいきます。

 

 

②娘の日常にはこんな変化が起こる

「安心して生活できる」ことは、

生きていく上で非常に重要です。

入所直後の娘さんは、

それまでの生活から急に環境が変わるため、

最初こそ緊張や不安を感じることがあります。

しかし、スマートフォンやこれまでの人間関係、

お金のしがらみなどからいったん距離を置き、

全く新しい生活の中で過ごしていくことで、

「もう一番を目指さなくてもいい」

「誰かの評価を気にしなくていい」

という安心感が少しずつ生まれてきます。

ホストとの関係であったり、

売掛や借金の心配だったり、

風俗や夜の世界での売り上げ、

他人からどう見られるかなど、

あらゆるプレッシャーから解放されます。

常に気を張っていた娘さんにとって、

そこから離れて生活すること自体が、

心を休ませる時間になります。

加えて、

食事をしっかりとる。

夜になったら眠る。

日が出てきたら起きる。

人と他愛のない話をする。

一緒に楽しく食事をする。

そうした当たり前の生活を繰り返す中で、

身体と心が少しずつ整っていきます。

 

 

③「他人の評価」から意識が離れ始める

入所後のわかりやすい変化として、

娘さんの身だしなみの変化があります。

例えば、入所当初は、

部屋から出るだけでも

「きちんとメイクしていないと嫌」

という状態だった娘さんが、

しばらくすると、

すっぴんのまま部屋から出てきて、

仲間やスタッフと普通に話している。

そんな変化が見られることがあります。

これは単に、

「メイクをしなくなった」

というだけの話ではありません。

「人からどう見られるか」

という他人の評価から

少しずつ解放されている兆候です。

スマートフォンから離れることで、

SNSなどから入ってくる価値観や、

見た目(外見)に対する評価、

人と比較することからも距離を置けます。

その結果、

「人からどう見えるか」ではなく、

「自分はどう感じているのか」

という感覚を少しずつ

取り戻していくことができます。

 

 

④人との関わり方も少しずつ変わってくる

それまでの生活の中で、

人間関係が狂っていた娘さんもいます。

相手の顔色を気にしすぎる。

嫌われることを異常に恐れる。

相手に合わせてばかり。

しかし自分の思い通りにならないと

強く怒り、反発してしまう。

そうした状態からでも、

仲間やスタッフとの関わりを通して、

人との距離感を学び直していきます。

誰かと意見が違ってもいい。

嫌なことは嫌と言っていい。

相手の意見を聞いてから、

自分の考えを伝えてもいい。

そのような経験を重ねることで、

人間関係の中で感じていた

不安や恐怖、ジレンマからも、

少しずつ解放されていきます。

 

 

ケース紹介

ケース1 「いつも誰かに追われているようだった娘」

入所当初は、ホストやお金、

周囲の人間関係についての不安が強く、

落ち着いて生活することが難しかった娘さん。

最初の1か月ほどは、

環境の変化に戸惑いながら過ごしていました。

しかし、生活のリズムが整うにつれて、

食事をしっかりとるようになり、

夜も以前より眠れるようになりました。

2か月目頃には、

スタッフとの会話も増え、

自分から他の入所者との交流に

参加する姿が見られるようになりました。

3か月目には、

親から伝えられた話についても、

以前のように感情的に反発するのではなく、

「お母さんが言っていることも分かる」

と、一度受け止めてから

自分の考えを話せるようになっていきました。

そして退所に向けて、

「これから何をしたいのか」

「どんな生活をしたいのか」

を考えるようになりました。

問題行動だけを見れば、

入所前とは大きく変わっていないように

見える時期でも、

食べる。

眠る。

笑う。

人と話す。

考える。

その一つひとつの変化が、

娘さんの将来を考えるための

土台になっていきます。

ケース2 「すっぴんで人前に出られなかった娘」

入所当初は、

人からどう見られるかを非常に気にしており、

部屋から出る際にも

身だしなみをを欠かせない娘さんでした。

しかし、仲間やスタッフとの生活の中で、

少しずつ緊張が取れていきました。

ある時から、

すっぴんのまま部屋から出てきて、

そのまま仲間と談笑する姿が

見られるようになりました。

これは一見すると、

小さな変化に見えるかもしれません。

しかし本人にとっては、

「そのままの自分でも大丈夫」

という感覚を取り戻した、

大きな変化だったのかもしれません。

人からの評価を基準にするのではなく、

自分が心地よく過ごせることを

少しずつ大切にできるようになる。

そこから、

「私は本当は何がしたいのか」

「これからどんな人生を送りたいのか」

という問いにも、

目を向けられるようになっていきます。

ケース3 「親の話を聞けるようになった娘」

入所前は、親が何を話しても、

「言われなくても分かってる!」

「いつもいつもうるさいな!」

「自分のことだから放っておいて!」

と拒絶していた娘さん。

親御さんも、娘に何を言っても

逆効果になるのではないかと、

話すこと自体を諦めかけていました。

入所後、スタッフが間に入り、

娘さんと親御さんそれぞれの思いを

整理する時間をつくりました。

すると、娘さんの中にも

少しずつ余裕が生まれてきました。

親の言葉をすぐに否定するのではなく、

まず聞いてみる。

「そういう意味で言ってたんだね」

と、自分なりに解釈する。

そして、

「そこは分かるけど私はこう思う」

と、自分の意見も伝える。

親子がすぐに分かり合えるようになる

ということではありません。

それでも、

「話し合える」という状態に戻ることは、

退所後の親子関係を考えるうえで

大きな意味を持ちます。

 

 

⑤娘が変わると、親の日常も変わる

娘さんが入所すると、

親御さんにも変化が起こります。

入所前は、

「今、娘は何をしているだろう」

「またお金を使っていないだろうか」

「何かトラブルを起こしていないだろうか」

「ホストとまた連絡を取っていないだろうか」

と、常に娘さんのことを

気にして生活していた親御さんもいます。

その状態から、

少しずつ解放されていきます。

娘さんのことを

親だけで何とかしなくてもいい。

困った時には相談できる。

娘さんの施設での様子を

知ることができる。

必要な時はスタッフを間に入れて

娘さんとの関係を考えることができる。

それだけでも、

親御さんの肩の荷は大きく変わります。

そして、

「娘はもう駄目なのではないか」

と思っていた親御さんに、

「娘にも、まだ変わる可能性がある」

という感覚が戻ってきます。

娘さんの変化を見ることは、

親御さん自身が「娘の将来」を

もう一度考えられるようになることでもあります。

 

 

⑥変わっていくのは行動だけではない

JECセンターで大切にしているのは、

「娘さんの問題行動をやめさせる」

ということだけではありません。

なぜ、自分はこれほどまでに

誰かから認められたかったのか。

なぜ、お金やホストとの関係に

振り回されていたのか。

なぜ、人から嫌われることを

あれほど恐れていたのか。

なぜ、自分自身の気持ちが

分からなくなっていたのか。

生活が落ち着いてくると、

娘さん自身がこうしたことに

気づき始めることがあります。

「自分はかなり無理をしていた」

「本当は嫌だった」

嫌と言えなかった」

「どう見られるか気にしていた」

「自分のしたいことが分からない」

そうした気づきは、

これからの人生を考えるための

大切なきっかけになります。

 

 

⑦「本当の自由」とは何か考え始める

入所前は目の前のことや

生きるだけで精一杯だった娘さんが

生活に余裕を取り戻してくると、

「これから何をしたいのか」

を考え始めることがあります。

どんな仕事をしたいのか。

どんな人間関係を築きたいのか。

どんな生活を送りたいのか。

そして、

「本当の自由って何だろう」

と考えるようになる。

誰かに評価されるために生きるのではなく、

自分自身の気持ちを大切にして生きる。

その感覚を取り戻していくことこそ、

JECセンターが考える変化の一つです。

 

 

Q&A

Q. 入所したら、すぐに娘は変わりますか?

A. すぐに変わるわけではありません。

最初は環境の変化に戸惑ったり、
不安を感じたりすることもあります。

しかし、食事や睡眠などの生活リズムが整い、
安心して過ごせる時間が増えていくことで、
少しずつ心に余裕が生まれていきます。

その余裕が、
「人の話を聞く」
「自分の気持ちを考える」
「将来について考える」
という変化につながっていきます。

Q. ホストや風俗などの問題行動は、いつ頃変わりますか?

A. 変化の時期には個人差があります。

JECセンターでは、
単純に「何か月で問題行動がなくなる」
という考え方はしていません。

まずは、問題行動に追われていた生活から離れ、
安心して生活できる状態をつくります。

そして、自分自身を見つめ直す余裕が生まれることで、
「なぜ自分はこの生活を続けていたのか」
を本人が考え始めることが大切です。

Q. 娘が親の話を聞けるようになることはありますか?

A. あります。

入所前は、親の言葉を
「説教」としてしか受け取れなかった娘さんでも、
心に余裕が生まれることで、
親の言葉を一度聞いてから
自分なりに考えられるようになることがあります。

必要に応じてスタッフが間に入り、
親子双方の気持ちを整理しながら、
少しずつ会話や意見交換を進めていきます。

Q. 入所すると、娘はどんな生活を送るのでしょうか?

A. 特別なことだけをするわけではありません。

食事をする。

眠る。

人と話す。

仲間と過ごす。

スタッフと話す。

自分のことを考える。

そうした日常の積み重ねです。

しかし、これまで当たり前だった
「食べる」「眠る」「人と関わる」
という生活を取り戻すことが、
娘さんにとって大きな意味を持つことがあります。

Q. 親は、入所後も娘のことで悩み続けるのでしょうか?

A. 娘さんが入所したからといって、
親御さんの不安がすべてなくなるわけではありません。

「本当にこれでよかったのか」
「退所した後は大丈夫だろうか」
という新しい不安が出てくることもあります。

だからこそJECセンターでは、
娘さんだけでなく、
親御さんの不安や悩みにも耳を傾けます。

一人で娘さんの問題を
抱え続けなくてもいい。

困った時に相談できる。

娘さんの変化を一緒に確認できる。

その環境があることで、
親御さん自身も少しずつ
落ち着きを取り戻していきます。

 

 

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。

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