家庭内暴力とは
家庭内暴力は、家庭内で起きる暴力のことで、一般的に子どもが親に対して暴力をふるうことを指します。
また、同様に家庭内で起きる暴力であっても、親が子どもに暴力をふるう場合を“児童虐待”、夫が妻に暴力をふるうものを“DV”(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶことが通例となっています。
※引用元記事:LITALICO発達ナビ「家庭内暴力とは?子どもが親に暴力をふるう原因、解決方法や相談先」
人格障害者施設・宿泊心理センター
親の対応
長期的に子どもの暴力に悩まされてきたご家族が、自力で問題を解決した事例はほとんどないというのが現実です。
いざ子どもに暴力を振るわれてしまうと冷静に対処できないというのも当然です。
そんな自分たちを客観的に振り返り、
「頑張ってきたが改善の余地が見られない。」
「独力での対応にはそろそろ限界を感じる。」
というような感想を持たれたとしても、親も普通の人間である以上仕方のないことです。
その限界を素直に認め、家庭内暴力の解決を専門家に頼るとご決断していただくこと。
それは暴力の悪化や長期化に歯止めを効かせることにおいて、確実な効果があるとお約束できます。
解決例
家庭内暴力が短期間で解決することは決してありません。
なぜなら、家庭内暴力は社会的要因に加え、親子間に長年積りに積もったうっぷん(親子関係の行き詰まり)などによって生まれるためです。
だからこそ、それらを取り戻していくには同じかそれ以上の年月が必要とされます。
実際に解決へと至った例を見てみると、やはり早い段階で自力解決の限界を認め、第三者機関(行政、専門家など)の解決支援へとゆだねられたことが大いに貢献していることが伺えます。
専門家に頼る動機として、親の手に余ってしまうからと判断することを「諦め」や「見放すこと」と捉えたりしないでください。
できないことはできないと正直に伝えることは真の思いやりであり、プロに任せるという選択をしたこともわが子のことを思ってこその決断に違いありません。
事実として、私たち専門家のもとへ辿り着いたご家族のほとんどは、辛抱強くわが子を信じて支援を受け続け、困難とされる家庭内暴力を克服されていかれました。
※関連記事:「母親としての限界」