
「娘が変わったら家族も元に戻る」
そう思い、そう信じて、
本人が変わるのを待っている。
そんな親御さんへ。
娘さんに問題行動があっても、
「本人が気づくまで待とう」
「今はそっとしておこう」
「問題が大きくなってから考えよう」
そうやって時間だけが
過ぎてしまうことがあります。
もちろん娘さんを思ってのことです。
親の判断で勝手に動いて、
親子関係を壊したくない。
本人が嫌がることをして、
余計に関係を悪化させたくない。
だから、待つ。
その気持ちは理解できます。
しかし、待つことによって
状況が良くなることは滅多にありません。
例えば、ある家庭の母親は、
1度目のJECへの相談の中で
「もう少し様子を見たいと思います」
と言い残して半年が経っても
娘さんに変化が見られませんでした。
ところが2度目の相談の中でも、
「やはりもう少し見守ってあげたい」
という選択を繰り返していました。

「娘が変わるまで」と待ち続けた結果
結論から言うと、
娘さんは荒れ果ててしまいました。
昼の仕事を完全に辞め、
預金は使い果たし、
ホストと同棲を始め、
もう1年近くも風俗で働いている。
もちろん、
母親は何もしなかったわけではありません。
むしろ娘さんを心配し続けていました。
ただ、
「本人が嫌がるから支援は無理だろう」
そう思っていたのだそうです。
そうしているうちに
娘さんとは音信不通に。
気がつけば、
守りたかったはずの家族の形が
見る影もなく崩れてしまいました。
「娘の問題」だったはずのことが、
家族全体の生活を左右する
大きな問題となってしまったのです。
そこで初めてこう考えたそうです。
娘が変わるのを待つだけでは、
何も状況は変わらないのでは?と。

あのとき「親が決断する」という選択があった
後になって母親は、
「あのとき相談だけで終わらせなければ…」
と話していました。
当時の自分を責めているわけではありません。
娘を大切に思っていたからこそ、
動けなかったのです。
嫌われたくない。
傷つけたくない。
親子関係を壊したくない。
その気持ちは、
今でも変わりません。
ただ、後になって分かります。
娘が変わるのを待つことより、
親が決断して動いた方が、
何かを変えられたかもしれないと。
娘が「嫌だ」と言っても、
娘が「行かない」と言っても、
「親は余計なことをするな」
ということではありません。
「このままで本当にいいのか?」
「今、変える必要があるのか?」
娘を本当に想っているからこそ、
決めなければならないことがあります。

娘が気付くのを待たなくていい
親が娘さんが変わるのを
気長に待ち続けている間にも、
時間は刻々と過ぎていきます。
娘さんをとりまく環境も、生活も、
みるみる変わっていきます。
だからこそ、
「娘がその気になってから動く」
ではなく、
「家族のために親が決める」
という選択があります。
娘が変わるのを待つのか。
それとも今の家族のために、
親として決断するのか。
その決断から、
新しい状況が始まることがあります。
「もっと早く動けばよかった」
と後悔する前に。
今の家族を見つめ、
親として何を決断するのか。
その一歩を、
JECセンターと一緒に考えてみませんか。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。


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