娘がホストに通い続ける。

借金を繰り返す。

家族に暴言を吐き、

話し合いにも応じない。

そんな状況が続くと、

母親はいつしか、

「私が何とかしなければ」

と考えるようになります。

父親やきょうだいに相談しても、

具体的な解決策は出てこない。

家族の中で問題を抱え、

娘の機嫌をうかがいながら、

毎日を過ごしている。

しかし娘に依存特性がある場合、

母親が一人で説得を続けても、

状況が変わらないことがあります。

もしそうだとしたら、必要なのは、

母親がもっと頑張ることなのでしょうか。

 

 

母親が背負い込むほど家族は他人事

娘のためにお金を工面する。

借金の後始末をする。

娘の言い分を聞き、機嫌を取る。

母親は、娘を見捨てないために、

できる限りのことをしてきたはずです。

ところが、母親が対応を引き受けるほど、

父親やきょうだいは距離を置き、

母親だけが娘と向き合う形に

なってしまうことがあります。

娘の問題が深刻になる一方で、

家族の中では、

「お母さんが何とかする問題」

として扱われてしまうのです。

これは、母親の努力が

足りないからではありません。

家族全体で考えるべき問題が、

いつの間にか一人の責任に

置き換わっていることが問題なのです。

 

 

娘を変える前に、家族の対応を変える

依存特性が強い娘の場合、

本人も問題を自覚していて、

やめたいと思っていることがあります。

それでも、ホスト通いなどを

繰り返してしまうことがあります。

そこで家族が説得を重ねても、

娘が反発すれば話し合いは終わり、

結局、母親が後始末をする。

この繰り返しでは、

娘にとっても家族にとっても、

新しい状況が生まれにくくなります。

大切なのは、

娘の気持ちを無視することでも、

母親が一方的に突き放すことでもありません。

母親だけで対応する状態を見直し、

父親やきょうだいも含めて、

これから家族として何をするのかを

具体的に考えることです。

家族だけでは話し合いが進まないなら、

第三者の支援を受けるという方法もあります。

娘本人が変わることだけを待つのではなく、

家族の対応や生活環境も見直す。

そこから、立て直しが始まることがあります。

 

 

家族の誰かが決断しなければならない

「もう少し様子を見よう」

「本人が納得するまで待とう」

そう考えるのは、

娘を大切に思っているからかもしれません。

しかし、問題が長期化しているなら、

待つことによって何が変わるのかも、

考える必要があります。

母親一人が限界まで頑張り、

家族がそれぞれの場所で悩み続ける。

その状態を変えるには、

家族の誰かが、

今までとは違う対応を選ぶ必要があります。

JECセンターは、

娘だけを対象にするのではなく、

家族も含めて立て直すことを

基本とする宿泊型の心理支援施設です。

娘の発達特性やパーソナリティ特性、

依存特性なども踏まえながら、

本人への心理的支援と生活環境の変化、

家族への支援を組み合わせていきます。

母親だけに責任を負わせるのでもなく、

娘だけに変化を求めるのでもありません。

家族全体で、これからの対応を考える。

娘の問題を前に、

家族として何を変えるのか。

その決断を、

母親一人に背負わせないことも、

家族を立て直すための大切な一歩です。

 

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。

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