外で頑張れるからこそ、家で崩れる
外では、相手に合わせる。
嫌なことがあっても我慢する。
その場に合わせて行動する。
本人なりに、かなりの力を使って
適応している場合があります。
すると、安心できる家庭に戻った途端、
それまで抑えていた感情が
一気に出てしまうことがあります。
もちろん、すべてのケースが
この理由で説明できるわけではありません。
しかし、
「外では普通なのだから家でもできるはず」
と考えてしまうと、
本人が家庭でなぜ崩れるのかを
見落としてしまうことがあります。

なぜ家族には暴言や要求が出るのか
家庭は、本人にとって
最も身近な環境です。
そのため、
「分かってくれるはず」
「これくらい言っても離れない」
という安心感から要求や感情を
強く出してしまうことがあります。
また、発達特性がある場合には、
感情を調整することや、
相手の立場を考えて伝えることが
苦手なケースもあります。
その結果、
「嫌だ」
「今すぐして」
「お金を出して」
といった要求が強くなり、
親が断ると暴言になったり、
物に当たったりする。
親からすると、
「外ではできているのに…」
「どうして家族にはできないの?」
となります。
しかし、ここで大切なのは
「できる・できない」だけでなく、
どの環境なら行動を調整しやすいのかを
家族以外の第三者と見ることです。

家庭だけで解決しようとしない
問題が家の中で起きていると、
家族だけで解決しようとしがちです。
「もっと厳しく言おう」
「優しく言えば分かるかも」
「今は刺激しないほうがいい」
そうやって家族が対応を変えても、
同じことが繰り返されることがあります。
なぜなら、問題行動は
本人だけの問題ではなく、
本人と家庭環境との組み合わせの中で
起きていることがあるからです。
だからこそ、第三者が入り、
「どんな場面で崩れるのか」
「親はどう対応しているのか」
「本人には何が難しいのか」
一緒に整理することが重要になります。
JECセンターでは、
本人の発達特性だけを見るのではなく、
実際の生活の中でどう行動しているかを
スタッフが継続的に見ていきます。
家庭では見えなかった本人の特徴が、
環境を変えてみることで初めて
見えてくることもあります。
「外では普通だから大丈夫」
でも、
「家族が我慢すればいい」
でもありません。
家の中で問題行動が続いているなら、
まずは家族だけで抱え込まず、
今の状況を第三者と整理してみる。
そこから、親子関係を立て直すための
別の方法が見えてくることがあります。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。


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