共依存母娘の家庭内暴力

今回は、過去にJECセンターを利用された

家庭内暴力に悩む母娘の話を紹介します。

「私が見放したらこの子は…」

最初にご相談に来られたとき、

母親はそう話していました。

娘は20歳。

大学にはほとんど通わず、

自宅で過ごす時間が増え、

やがて母親への暴言、

物に当たる行為、

時には腕をつかむなどの暴力も

見られるようになっていました。

それでも母親は、

「外ではやっていけない子なんです」

「私が支えないと、この子は壊れてしまう」

と繰り返します。

しかし同時に、

「もう限界なんです」

「このままだと、私が壊れます」

とも話していました。


娘の言葉「どうしたらいいの?」

一方、娘さんはというと、

初めて話をした際、こう口にしました。

「どうしたらいいのか分からない」

「お母さんといるとイライラする」

話を聞いていくと、

・進路は母の意向で決まった

・失敗すると強く否定されてきた

・「あなたのため」と言われ続けてきた

という背景が見えてきました。

娘は母を嫌っているわけではありません。

むしろ、

「認めてほしい」

「分かってほしい」

という思いを強く持っていました。

しかしその思いは届かず、

怒りとなり、家庭内で爆発していたのです。


共依存が生む“逃げられない関係”

この親子に見られたのは、

典型的な共依存の構造でした。

母は、

・娘がいないと自分の価値を感じられない

・娘を手放すことに強い不安がある

娘は、

・母に認められたい

・でも支配される苦しさから逃れたい

お互いに必要としているのに、

同時にお互いを苦しめている。

そして何より問題だったのは、

「離れる」という選択が

どちらにも取れなかったことでした。

その結果、

娘は“暴力”という形でしか

感情を外に出せなくなっていたのです。

親子だけでは解決できないと認めた

母親がJECセンターの利用を決断したのは、

「このままでは関係が壊れる」と実感した瞬間でした。

ただし、娘は当初強く拒否しました。

「なんで私が行くの?」

「お母さんがおかしいでしょ」

そこでJECセンターでは、

・親子とスタッフでの話し合い

・短期間の体験入所の提案

を行いました。

ポイントは、

無理に連れていくのではなく、

納得できる形をつくること

でした。

最終的に娘は、

「とりあえず1週間だけ」

という形で体験入所に進みます。


入所後に起きた“最初の変化”

入所直後に大きな変化が起きたのは

娘ではなく、母親でした。

これまで母親は、

・毎日のように連絡を取る

・娘の行動を細かく把握する

という関わり方をしていました。

しかし距離ができたことで、

「何もしてあげられない時間」

が生まれます。

その中で母親は初めて、

「自分が娘に強く関わりすぎていた」

という事実に向き合うことになりました。


娘に起きた変化「責められない場所」

一方、娘さんは、

・否定されない環境

・同じような悩みを持つ他の入所者との関わり

の中で、少しずつ変化していきます。

印象的だったのは、ある日の言葉です。

「ここにいると、怒らなくてもいい」

それまで娘にとって、

感情を出す=怒る・ぶつける
しか方法がありませんでした。

しかし、

・話を聞いてもらえる
・否定されない

という経験を重ねる中で、

“怒り以外の表現”を知っていったのです。


親子の関係はどう変わったか

数ヶ月に及ぶ入所期間を経て、

大きく変わったのは「距離感」でした。

母親は、

・必要以上に関わらない

・娘の選択を尊重する

という姿勢へ。

娘は、

・感情を言葉で伝える

・衝動的な行動が減る

という変化が見られました。

以前のように、

ぶつかり合うことでしか

繋がれなかった関係から、

距離を保ちながらでも

関係を続けられる状態へと

変わっていったのです。


共依存は「関係を変えない限り続く」

このケースで明確だったのは、

問題の本質が

娘の性格ではなかったことです。

・なぜ暴力が起きるのか

・なぜ関係が壊れないのか

その答えはすべて、

親子の関係構造の中にありました。

そしてその構造は親子だけでは

変えられないことがほとんどです。


母親は最後にこう話していました。

「もっと早く相談すればよかった」

「壊れる前に、動くべきでした」

共依存は、

時間が経つほど

深く固定されていきます。

そして気づいたときには、

・暴力が日常になる

・関係が抜け出せなくなる

という状態に進んでしまうことも

少なくありません。


親子の関係を変えるために必要なこと

もし今、

・娘との関係が苦しい

・距離を取りたいのに取れない

・感情のぶつかり合いが続いている

そんな状況であれば、

それは「関係の問題」が起きている

サインかもしれません。

JECセンターでは、

娘さんへの関わりだけでなく、

親御さんとの関係性にも焦点を当てながら、

親子が無理なく変化していくための

サポートを行っています。


関係は、変えられます。

ただしそれは、

今までと同じやり方のままでは

難しいこともあるのが現実です。

一人で抱え続ける前に、

一度、状況を整理するところから

始めてみてください。

 

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。

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