当センターではカウンセリングの他にも様々なセラピーを実施しています。
研修生達は数あるセラピーの中から自ら選択し参加する事により様々な恩恵を受けています。
心の安定や回復、運動不足解消、他者とのコミュニケーション、ストレスの発散、技術の向上など目的は色々です。
実はそういった活動の中で、研修生達がスタッフの予想を超えた変化や成長を見せてくれるシーンが多々あります。
今回は運動を主としたセラピーの内、佐藤靖人スタッフ主導のテニスセラピーと屋内スポーツセラピー(体育館競技)に着目して、 補助を行っている山崎洋スタッフの視点からセラピーの活動内容や研修生達の成長を紹介したいと思います。
テニス
担当スタッフ: 佐藤靖人、山崎洋
テニスセラピーは毎週月曜日と木曜日の2日に渡って甘楽町にある自然の中の屋外テニスコートまで遠征して行っています。 種目は硬式テニスのみを佐藤靖人スタッフの指導により進行しています(靖人スタッフはレッスンプロでもあります。) 活動内容は以下のような流れになっています。
- <1 怪我を予防するために靖人スタッフの指導によるストレッチを行います >
- <2 山崎スタッフのボール出しによる簡単な打球練習でウォーミングアップを行います>
- <3 内容を発展させ靖人スタッフが、研修生たちのレベルに合わせて様々な練習にチャレンジします。>
- <4 時にはラリー形式のゲームや的当てをして遊び要素も取り入れられます。>
- <5 みんなで後片付けをして撤収します。>
屋内スポーツセラピー
担当スタッフ: 佐藤靖人、山崎洋
屋内スポーツセラピーは毎週火曜日に富岡市が管理する「東富岡体育館」まで遠征して行っています。 種目は主にバスケットボールとフットサルですが、希望者が居ればバドミントンや卓球なども出来ます。 佐藤靖人スタッフと山崎洋スタッフの2人がかりで研修生達と一緒に参加しながら進行しています。 活動内容は以下のような流れになっています。
- <1 怪我を予防するために靖人スタッフの指導によるストレッチを行います>
- <2 各自ウォーミングアップ後、バスケットボールのゲームを行います(前後半戦休憩有り)>
- <3 休憩を挟み、フットサルのゲームを行います(前後半戦休憩有り)>
- <4 みんなで戸締りと後片付けをして撤収します。>
研修生達を見て
- 運動を定期的に行う事により、心身共に健康的な生活が送れることの喜びを知る機会になっている。
- 「会話が苦手」と思っている人でも、「一緒に体を動かす」という形で他者とのコミュニケーションが取れた事に気づく。
- 運動の中で度々見られるファインプレーに対して仲間を称賛し、また自身も称賛される事で喜びを実感している。
- 自分や他者の意外な性格や能力に気づいたり、自覚したりするきっかけになる事もある。
- 運動が心理的に良い影響があるとの研究報告がある様に、体を動かしている研修生たちはとても生き生きとして見える。
- プレーに失敗してしまっても、そこでめげずに次へ次へと行動する積極的な様子が伺える。
最後に・・・
まとめになりますが、上に挙げた事例はほんの一部にすぎません。
実際に研修生達はスタッフが感じているよりも様々な感情や考えを抱いて運動に取り組んでいると思います。
各々の感受性を持って体験し、喜び、悔しがり、回を重ねるごとにその感情を素直に表に出せるようにもなってきます。
もちろん、運動だけが全てではありません。食事や休息、趣味や仲間との歓談も人間らしく生きるために欠かせない要素です。
日々を充実して過ごす事は、心の安定への第一歩です。
カウンセリングの傍ら、これらのセラピーを研修生達が楽しんで参加して頂けたら幸いです。
そのためにもスタッフ一同努めて参ります。