e9395db9904caa37e7ee4660f2d65b78_s皆さん、こんにちは。
長い間、子どもの家庭内暴力で疲れ果てている家族が、自分たちの力だけで問題を解決していった事例は驚くほど少ないのが現実です。

こういったご家族は、とても勉強熱心で、「暴力とどう向き合えばよいのか」などハウツーものの情報をたくさん持っています。

ご家族なりに数多く学習しているのです。

しかし、頭の中では理解できていても、実際に暴れている子どもの前に立つと、まさに「奴隷」のようになってしまい、その一歩がどうしても踏み出せないでいるのです。

今回は、子どもに改善を期待するよりも、「親としての覚悟」について考えていきたいと思います。

親としての限界を認める

c854ed21a2bdced1a77a456ee6a9dda5_sまず、自分たち(保護者や家族)だけの力では、家庭内暴力という問題を解決することは「限界である」ことを決心し、子どもにそのことをハッキリと伝えることが一番必要な行動です。

この時、最も大切なことは、自分たちを支え、見守ってくれる専門家とつながっていることが必須条件となります。

自分たちだけで解決しようとする姿勢は確かに大切ですが、とても危険性が高いので、控えて欲しいと思います。

子どもに伝える「タイミング、内容、子どもから一層の攻撃を受けた時の対処法」等、多くのケースを想定し支援者と事前に打ち合わせをしておいて実行にうつすのです。

実行に移す際の第一歩は、親として心の底から湧きあがってくる本当の気持ち(残念さや悔しさ)、そして今までわが子を大切にしていた想いと「暴力」という現実のアンバランスさなどを心に思い浮かべながら正直に「ごめんね」と伝えることです。

子どもと真正面から向き合い親の気持ちをストレートに伝えるということです。

これができているようで、できていないご家庭が実に多いのです。

これから先の対応は、専門家や当センターに直接聞いてください。応援・支援は致します。

親にできることはもうない

1cd9658f1f4e41208fc0194f1fcad46c_s家庭内暴力」という問題には、決して特効薬はありません。魔法のような解決策もありません。短期間でよくなると楽観視しないでください。

心の問題には、焦りは禁物です。

家庭内暴力は、社会的要因に加えて、親子間に長年積りに積もった鬱積や社会的な親子関係の行き詰まりから生まれていることがあります。

だからこそ、それを取り戻していくには、同じくらいの年月や道のりはかかると覚悟する必要があります

親の決断、対応において大切なことは、「親にできることはもうない」と心の底から悟って、家族以外の人間に助けを求める決断をすることです。

52df3275c7e438d5e2f5ef349359e46b_sこれが最初にして、最大の一歩なのです。

別の言い方をすれば、本当の意味での「子離れ」ということにもなります。

親離れや子離れには、大なり小なりそれなりの「痛み」を伴います。

この「痛み」を家族内・親子間だけで乗り切ろうとするのではなく、信頼できる第三者という支援者と共に乗り切って欲しいと思ます。