増え続ける家庭からの切実な相談
JECセンターには、全国の親御さんからお子さんに関する悩み相談がたくさん寄せられています。
多いもので言うと「娘のホスト通いや風俗」「家庭内暴力」「リスカやOD(過剰服薬)」「情緒不安定」など、家庭だけでは解決が難しい深刻な問題ばかりです。
こうした相談の大半が、家庭内で解決を試みたが、かえってこじらせてしまったという内容がほとんどを占めています。
親は「子の失態は自らの責任」と捉え、必死に対応しようと奮闘します。
そんな親の心子知らず、当のお子さんは反発し、親子関係がさらに悪化してしまうことも珍しくありません。
結果、親が一人で抱え込み、「どうしていいかわからない」と手詰まりになってから、専門機関へ協力要請されます。
このように二の足を踏まないためにも、JECセンターでは最初の問い合わせ相談を無料で365日受け付けています。
複雑な問題を抱えた家庭を支える
寄せられる相談の多くは、表面的にはお子さんの問題行動だけが注目されがちですが、その背景には「家庭内の不和」「自己肯定感の低さ」「愛着形成の歪み」など心理的な課題が隠れています。
特に思春期以降のお子さんの多くは、寂しさや孤独感を埋めるためにアウトローな世界やSNSに依存しやすく、そこから抜け出せなくなることが少なくありません。
母親は「わが子を信じたい」「でも嘘ばかりつく」と葛藤を抱え、一方で父親は距離を置いて静観してしまい、家庭が分断されることもあります。
こうした複雑な事情を正しく理解し、専門的に対応できるのがJECセンターの心の救援です。
JECセンターでは、お子さんの受け入れだけでなく、親御さんのサポートにも力を入れています。
親御さん自身が安心できるように、情報共有や相談をいつでもできる体制で臨んでいます。
心理士や経験豊富なスタッフが寄り添い、親子関係の見直しに至るまでの支援が可能です。
その中で、親御さんが気にされている「再発」に関する助言も丁寧に行っています。
サポート期間中にお子さんの心のケアを進める一方で、親御さんにも「どう向き合うべきか」を伝えています。
こうした、家族全体で変わろうという意識を持ち、親子がお互いの意見を認め合えるようになることこそ、家族サポートの真髄です。
「話を最後まで聞いてもらえた」「自分のせいだと思っていた気持ちが和らいだ」
といった声が寄せられているように、JECセンターの家族サポートは安心感を求める親にとって心強い支えとなっています。
今すぐ相談が未来を変える一歩に
家庭内の問題は、時間が経つほどに深刻化する傾向があります。
親子の小さな行き違いが、結果的にお子さんの危険な思考、行動に結びつくのは一瞬です。
「まだ大丈夫」と思っている間に、お子さんも家庭も追い込まれてしまうことがあります。
JECセンターへの電話相談は、親御さんの不安を安心に変える第一歩となります。
母親や父親が「今すぐ動こう」と決断することが、お子さんの未来を守る最も確実な方法です。
JECセンターは、家庭の最後の砦として、寄せられる相談一つひとつに真摯に向き合っています。
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。