娘の問題行動が続いていると、

親はどうしても、

「どう言えば分かってくれるのか」

「どう説得すればやめてくれるのか」

「何を言えば本人が気づくのか」

と、答えの出ない悩みを抱えてしまいます。

娘のホスト通い、推し活依存、

パパ活、浪費、借金、人間関係。

親への家庭内暴力や、

家族との激しい衝突。

娘の言動は、誰が見ても明らかに

「間違っている」と思えることもあります。

だからこそ、何度も話し合います。

注意して、説得して、

心配していることを伝える。

それでも変わらない。

そして最後には、

「何を言っても話が通じない」

となってしまいます。

ここで一度、

考えてみてほしいことがあります。

変わらない娘に対して、

家庭でずっと同じ方法を

繰り返していないでしょうか。

 

 

状況が変わらない理由

娘には見過ごせない問題がある。

だから娘を変えなければならない。

これは一見、当然のように思えます。

しかし、娘への説得を繰り返しても

何年も状況が変わらないのであれば、

もっと別の視点が必要です。

たとえば、

娘が暴言を吐く。
↓
母親が心配して説得する。
↓
娘が反発する。
↓
母親がさらに説明する。
↓
娘が怒る。
↓
母親が折れる。

この繰り返しが続いていれば、

娘だけを変えようとしても、

同じ現象が再現されます。

本当に必要なことは、

家族の中で

「何を許すのか」

「何を許さないのか」

「親はどこまで関わるのか」

「誰がどう対処に動くのか」

などを軒並み変えることです。

娘のことを本当に憂いているなら、

まず家族の対応を変えるしかない。

そこから状況が変わることがあります。

 

 

親が変えるのは「言葉」より「立場」

家族のやり方を変えるとは、

具体的にどんなことを指すのか?

「もっと優しく接しましょう」

「娘の気持ちを理解しましょう」

という話だと思われるかもしれません。

もちろん、これらも大切です。

しかし、それだけでは

問題が解決しないから困っているのです。

そんな時むしろ重要なのは、

親の立場を変えることです。

娘の機嫌を取る親から、

娘の人生を心配しながらも

必要な判断をする親へ。

娘に嫌われないことを優先する親から、

嫌われる可能性があっても

必要なことを伝えられる親へ。

娘の要求に対応し続ける親から、

家族として守るべき線を

決められる親へ。

これは、娘を蔑ろにする

という意味ではありません。

娘を一人の人間として尊重しながら、

親として担うべき責任を

取り戻すということです。

 

 

準備万端でなくても、まず動くこと

親が何か対応を変えたからといって、

すぐに娘が良くなったりはしません。

むしろ初動の反応として多いのは、

娘からの強い反発などでしょう。

今までの家族関係が変わるのだから、

当然の反応なのかもしれません。

しかし親だけで対応することが

難しい局面においては、

専門家の意見を取り入れながら、

試行錯誤で動くことも大切です。

「準備が整ったから動く」

のではなく、

「今すぐできること」から

始めてみてください。

お母さん、お父さんが感じる

「不安があるから動けない」

という感覚の正体は、

「何もしていないから不安」

という捉え方もできます。

「もう家庭だけでは難しい」

と感じているのであれば、

悩みながらでも、

不安が残る中でもいいので、

できることから始めてみてください。

兎にも角にも、まず親が動く。

それが、長く続いてきた悪循環を

断ち切る一手になることがあります。

 

 

 

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