「できる限り応じているのに…」

「娘がまったく落ち着かない」

「前より悪化している気がする」

そんな違和感を抱えながらも、

関係を壊したくなくて、

つい応じ続けてしまう――

この状態に入ってしまう親は、

決して少なくありません。


前回は、娘の要求の背景にある

「不安」について触れました。

ですが今回は、

もう一歩踏み込んだ話をします。

それは、“親の応じ方”によって、

要求が止まらなくなってしまう構造です。


一見すると、

・話を聞いてあげる

・安心させてあげる

・要求にできる範囲で応じる

これらはすべて、

良い関わりに思えます。

実際、多くの親が

これが正しい対応だと考えています。


しかし現場では、

この関わりが続くほど、

娘が不安定になっていくケース

はっきりと存在します。


なぜそんなことが起きるのか。

ポイントは、

“安心の作られ方”にあります。


例えば、

娘が強い不安を感じたときに、

親がすぐに反応し、要求に応じる。

すると娘は一時的に落ち着きます。

ここまでは問題ありません。


問題はその後です。

この流れが繰り返されると、

娘の中でこういう学習が起きます。

「不安になったら強く求めれば

誰かが埋めてくれる」と。


さらに進むと、

「普通に伝えても伝わらない」

「強く言わないと動いてもらえない」

という認識に変わり、

要求の強さや頻度が上がっていきます。


つまり、

親が悪いわけではありません。

ですが結果として、

“不安 → 要求 → 満たされる”という

思考回路を強化しているのです。


この状態が続くと、

次第に変化が起きます。

最初は「お願い」だったものが、

徐々に「圧力」に変わっていく。

応じてもらえないときには、

・怒る

・責める

・極端な言葉を使う

といった形で、

関係そのものが揺さぶられ始めます。


ここで親は、さらに迷います。

「ここで断ったらもっと怒るはず」

「私が我慢すれば済むこと」

ですが――

この段階での様子見行為は、

壊れた関係の維持を助長してしまいます。


本来、親子関係には

・支える部分

・任せる部分

・踏み込むべきタイミング

があります。

しかしこの状態では、

すべてが“対応し続ける関係”

偏ってしまうのです。


では、どう変えていく必要があるのか。

重要なのは、

“応じる・応じない”ではなく、

関係の主導権を取り戻すことです。

・いつ応じるのか

・どこで止めるのか

・どう伝えるのか

これらを整理せずに関わり続けると、

親は消耗し、

娘は不安定さを強める。

この循環から抜けられません。


実際の支援現場では、

この関係の組み直しを行うことで、

「娘の反応が大きく変わった」

と感じられるケースが多くあります。


最初は抵抗が出ることもあります。

ですがそれは、

これまでの関係が

変わり始めたサインでもあります。


「今までのやり方では限界がある」

そう感じているのであれば、

それはすでに

次の段階に入っている証拠です。


私たちは、

親御さんと一緒に

今の関係性を一つひとつ整理し、

どこで何が起きているのかを明確にし、

・親子での話し合い

・関係の再設計

・段階的な関わりの調整

を行っていきます。


必要であれば、

短期間の体験的な関わりを通して、

娘さん自身が納得できる形を作ることも可能です。


関係が自然に良くなることは

ほとんどありません。

ですが、

構造を変えれば、

反応は変わります。


「このままではいけない気がする」

その感覚があるうちに、

一度立ち止まって整理してみてください。

それがこれ以上悪化させないための

重要な分岐点になります。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。

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