娘の問題行動に悩む母親の孤独

思春期から青年期にかけての娘の問題行動は、母親にとって大きな悩みの種となります。

 

母親に対して当りが強くなる、金銭トラブルに巻き込まれる、自傷行為や依存傾向が見られるなど…

しかし、そんな重大な悩みを抱えているにも関わらず、誰にも相談できず抱え込んでしまう母親が意外と多いことをご存じでしょうか?

 

特に、事件性の伴わない悩みなどは一般的な相談窓口では対応しきれないケースが多く、途方に暮れる母親が少なくありません。

 

そんな時は、たとえ民間でも“専門家へ相談する”ことをおすすめします。

 

状況に応じて相談窓口を使い分ける

悩みの内容によっては、行政の相談窓口や病院の精神科・心療内科への相談はとても有効です。

 

しかし場合によっては「診断が出ないと支援が難しい」「治療の枠組みから外れてしまう」といった限界があります。

例えば、ホストクラブ通い、パパ活、メン地下やメンズコンカフェへの依存は、犯罪や非行とまでは言い切れず、かといって家庭内だけで解決できる問題でもありません。

 

このグレーゾーンに苦しむ母親は全国に存在します。

相談しても無駄だと諦め、母親が一人で背負い続けてしまうと、親子共倒れの危険があります。

 

そうした状況に陥ってしまったのであれば、行政や病院ではなく、JECセンターのような民間の専門機関にご相談ください。

 

JECセンターに相談できること

群馬県にあるJECセンターは、全国でも数少ない「家族支援と心理ケアを同時に行う専門機関」です。

 

娘さんを一時的に受け入れる環境が整っており、長期的な保護や心理的サポートを提供できます。

開放的で安心できる生活環境と、経験豊富なスタッフによる心理ケアは、多くの家庭にとって大きな支えとなっています。

 

さらに、親御さんに対してもケアやサポートを行い、親子関係の見直しを進めていくことが特徴です。

 

母親が「もう限界」と感じた時の“最後の砦”となるのがJECセンターの役割であると自負しています。

 

そのため、JECセンターには同じような悩みを抱えた母親からの問い合わせが全国各地から寄せられています。

大切なのは「手遅れになる前に動くこと」です。

娘の問題行動は放置するとエスカレートし、家庭内の信頼関係や将来の進路に深刻な影響を与えます。

 

「相談しても無駄かも…」とためらう方も多いのですが、電話をして現状を話すだけでも心が軽くなるものです。

 

JECセンターは、困っている母親のために開かれた相談窓口です。

 

娘さんの将来を守るため、そして自分自身の心を守るためにも、勇気を出して一度ご連絡ください。

 

きっと「相談して良かった」と思えるはずです。

 

*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。