皆さん、こんにちは。

今回は連日のように繰り返し報道されている新型ウイルス関連の諸問題について触れていきたいと思います。

一連の騒動について

まるで煽るかのようなマスメディアの報道も相まって、新型ウイルスによるパンデミックへの不安はとてつもなく大きくなってしまったように思われます。

まず「マスク」が市場から消え、「消毒用アルコール」、「トイレットペーパー」、「ティッシュペーパー」、最近では「生理用品」や「おむつ」、「お米」や「インスタント食品」などもすっかり品薄になってしまいました。

こうした背景には新型ウイルスのまん延だけではなく、集団心理や報道、転売ヤーの負の影響が見られます。

社会心理学者の橋本良明教授は「人は自由を制限されている時に自由を回復したいと考え、制限されているものに、されていない時よりも強い欲求を感じる」という見解を述べていますが、これは「希少性原理」に基づいた考えです。

この心理を利用した転売や、不安を煽るような報道により物品の買い占めなどが横行したようですが、中には全くのデマもあったようです。

こんな状況の中で、私たちにはどのような行動が求められてくるのでしょうか・・・。

「冷静」に「情報を見極めて」

健康面の問題については、マスクなどの物資がなかなか手に入りにくい状況下で不安を感じている方が大勢いらっしゃると思いますが、なにもウイルスの予防手段はマスクやアルコール消毒に限定されたものではありません。

解決策としては、公共の場には必要なければなるべく近寄らない。手洗い、うがいなどの基本的な衛生対策。しっかり食事や睡眠をとって体調管理することによる免疫力強化など、他にもできることはたくさんあるように思われます。

学校や職場が休みだからといって食事がいい加減になっていたり、生活が昼夜逆転しているなどの不摂生をしていては、マスクやアルコール消毒以前の問題と言えるでしょう。

次に、物資における問題点については、各々の冷静な判断能力が問われてくると思われます。

デマに踊らされた買い占め、考えなしの必要のない備蓄、転売し始める人。

一部の人のそういった軽率な行動によって、社会全体が不利益を被ってしまっていることに気づかされます。

この問題は、モノを売る側の店員さんのメンタルにまで影響が及んでいます。

メディアでも取り上げられていましたが、「上司からはお客様には❝丁寧に、優しく対応するように❞と言われているが、毎日のように在庫があるかどうかの質問をされ、ノイローゼのようになっている」といった話や、「お客様の中には、こちらが❝ありません❞と答えると、いつになったら入るんだ!と憤慨なさる方もいる」というのです。

イライラしてしまう気持ちもわからなくもないですが、店員さんが悪いわけでもないのに八つ当たりしても仕方ありませんね。

店員さんも私たちと同じ人間です。いくら客側だからって何をしても許されるというわけではありません。

長くなってしまいましたが、つまるところ私たちに求められているものとは「一人一人が良識をもって情報を見極め、冷静な対応と態度をとること」なのだと思います。

規則正しい生活を心がけ、思いやりをもって、自分と家族と、周囲の人たちへ接する心を忘れないでください。

最後に、この記事を読んでくださった皆さんがこの混沌とした状況に動じず、良識をもって冷静に対応し、何よりも健康であることを祈っております。