皆さん、こんにちは。

シリーズブログの第一部「小さな気づきで全てが変わる~Small changes make
a big difference」25回目になります。

今回は、パーソナリティ障害者の対人関係パターンの一つである、一定の人と長く安定した関係を続けることができないという特徴について解説して参ります。

関係が続かない理由は

彼らの多くは「いつも周囲の人との人間関係がすぐに破たんしてしまう」と感じています。

しかし、残念ながらその原因が自分にあるとはあまり思っていません。

周囲への評価もめまぐるしく変わってしまい、神様のように褒め称えられたと思った次の瞬間には、罵倒が始まることもしばしばあります。

ドクターショッピング(医療機関を次々と、あるいは同時に受診すること)を繰り返す方もおり、自分に合う有能な精神科医を次から次へと探していきますが、一人の医師との関係を保つことができないのです。

よくあるケースでは、精神科医がたまたま受診中についてしまった「ため息」によって、自分を見下していると感じて、「なんてひどい医者だ!あんなに傲慢な医者は見たことがない!」などと相手への評価がコロっと変わってしまうようなことも珍しくありません。

そうかと思えば、またすぐに評価が上がったりというように態度が様変わりしてしまうので、精神科医のみならずとも、周囲の人達はみな疲れ果ててしまいます。

これが恋愛関係などに向いた場合、容易に想像はつくと思いますが、次から次へと異性を乗り換えていきます。

あるボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)の女性は、デート中に彼氏さんが鼻をほじったということに腹を立てて、自ら関係を絶ってしまいました。

彼氏さんからすれば、一体何が起こったのかまったく理解が追い付きません。

人間関係のパターンを振り返る

もし、皆さんの中に「安定した関係をいつも望んでいるのだけれど、決して長く安定した関係を続けることができない」と感じている人がいれば、自分にはパーソナリティ障害的な側面があると考えてみてください。

そして、これまでの自分の対人関係を振り返ってみてください。

おそらく新しい発見が見えてくると思います。

いかに自分が無駄なエネルギーを人間関係に注ぎ込んでいたのかがわかると思います。

ただ、例えそのことを理解できたとしても、人間関係のパターンを変えることは難しく、多大な苦痛を伴います。

対人関係のパターンを変えるためには、まず身近な人で自分の激しい言動に左右されず、同じようなスタンスで接してくれる人を探すことです。

そして、その人が協力してくれるのならば、共同作業で自分の対人関係パターンを変えていくような努力をしてみてください。

近くにそのような人がいない場合には、精神科、あるいはパーソナリティ障害を専門にしている心理士を見つけることです。

ただ、どの精神科医や心理士、カウンセラーでもいいというわけではありません。

対人関係のパターンを変えるという、とても苦痛を伴う作業を行うことを保証してくれる相手を探すことです。

今までに多くの無駄なエネルギーを費やしていた対人関係が安定し、そのエネルギーを自分なりに昇華できるようになれば、パーソナリティ障害者がもともと持っている才能や能力が発揮されていきます。

自分自身の可能性を信じて、対人関係を修復することが大切です。