皆さん、こんにちは。

ゴルフの世界では真剣勝負の場で選手がショットを打つ体制に入った際、集中力を乱さないように静かにするというマナーが存在しますが、まれに、マナー違反を犯してしまうギャラリーが存在することも事実です。

今年5月末に行われた米男子ゴルフツアーの大会中にも2度にわたって携帯電話の音が鳴ってしまうハプニングがあったそうですが、その時、選手が語った心情に注目が集まっています。

以下は、時事ドットコムニュースさんより引用記事になります。

人の過ちを責めない

だが、敗れたブロードハーストは潔かった。

「携帯の音は私がまさに打とうとしていたスイング中に鳴ったわけではないし、ギャラリーの携帯の音を自分が負けたことのエクスキューズにはしたくない。ケン・タニガワのプレーは素晴らしかった。だから彼が勝ち、私が負けた。それが真実だ」

どちらの場合も、勝敗を左右する大事な場面で携帯音を鳴らしてしまったギャラリーに非があることは間違いない。ナとキャディーの怒りはごもっともである。

だから、ナが優勝してくれて本当によかったと、私も心底思った。そして、優勝を逃す結果になってしまったブロードハーストが、とても気の毒に感じられた。

しかし、そうやって敗北を喫し、連覇という偉業を逃がしたにもかかわらず、ブロードハーストって格好いいなという思いがどんどん膨らんでいくのは、なぜなのか。

その理由は、ブロードハーストが潔く勝者を讃(たた)えるグッドルーザーであったこと。そして、もう一つ、ギャラリーの過ちを責めることなく、敗因のすべてを自分一人で引き取ったところに、彼のスポーツマンシップと人間としての器の大きさが感じられたからだと思う。

引用元:時事ドットコムニュースより