結局、本人のつらい気持ちをわかってあげればいいんでしょ?

本人のつらい気持ちがわかってあげられることは、とてもすばらしい事です。ですが、いきなりそれを目標にするよりも、まずは、その「姿勢」を示すことから始めてただきたく思います。

パーソナリティ障害と向き合っている人(身近にいる人)の中では、「本人の気持ちをわかってあげないと…」「その気持ちがわかるのは自分だけ」などの思いで、頭の中がいっぱいになっている場合が少なくありません。

ですが、変化するこころの動きや気持ちを完璧にわかることは至難ですし、それを「やっている」と思いこんでしまえば、別の心情(動機)に突き動かされてしまうでしょう。

たとえ身近な人であっても、相手の気持ちを「完璧に理解する!」ではその達成が難しくなります。むしろ、「理解してくれない姿勢」として伝わってしまうでしょう。

大切なのは、相手の気持ちを(完璧には)知らない・分からないという姿勢に始まることです。すると、相手の話に耳を傾ける姿勢(必要)が自然と生まれてくるでしょうし、その姿勢が「真剣さ」として相手にも伝わっていきます。

このあたりのコツをもっと知りたい方は、一度、当センターまでお問い合わせください。