ホストに明け暮れる娘と、泣き続ける母

 

「私、もう普通の仕事じゃ生きていけないの」

 

そう話す22歳の娘・N子。

 

毎晩ホストクラブに通い、高額なシャンパンを入れては笑い、朝方に風俗の仕事に出かける。

 

母親であるSさんは、そんな娘に何度も「お願いだからやめて」と訴えましたが、「全部、自分の意思でやってるから」と冷たく突き放されてきました。

 

最初はただのアルバイトのつもりだった、と言っていた風俗勤務。

 

しかしいつしかその収入はホスト通いの原資となり、娘は自分を保つために夜の仕事を続けているようでした。

 

Mさんは娘の将来が心配でなりません。

 

 

心身の健康、社会との断絶、周囲の視線、そして「このまま風俗を続けて、年齢を重ねたときにどうなるのか」。

 

さらに、娘が勝手に使ったクレジットカードの請求書、金融業者からの取り立てのハガキ…。

 

親として「娘の破滅を見ているだけの現実」に、打ちひしがれる日々です。

 

「どうしてこんな風になってしまったの?」

 

その答えは、行動そのものではなく、その背景にある“心の状態”にあります。

 

心理学では、ホスト依存や風俗勤務は「愛されたい」「認められたい」「価値を感じたい」という深い承認欲求の表れであるとされます。

 

 

娘さんにとってホストクラブは“自分の存在を肯定してくれる場所”。

 

風俗勤務は“そこへ通うための手段”であり、ただ生活のためだけではありません。

 

しかし、こうした関係は本質的な安心や愛情を得ることはできず、依存を深めてしまうことがほとんどです。

 

こうした複雑な心のメカニズムを、親御さんだけで正しく理解し、導くのは容易ではありません。

 

そこで必要なのが、専門的な知識と環境を提供する支援機関——JECセンターの存在です。

 

JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設では、問題行動を“ただの悪い行動”としてではなく、「何がそうさせているのか?」に焦点を当て、本人が自らの心の状態に気づくサポートを行います。

 

 

「娘を施設に預けるなんて、周囲にどう思われるか……」

 

Mさんも最初はそう思っていました。

 

ですがJECセンターのスタッフと面談のを中で、「限界を認めることが親の敗北ではない」と気づきました。

 

むしろ、子どもの人生を立て直すために、プロに託す勇気が本当の親の務めなのです。

 

JECセンターに入所すれば、娘さんは“ホスト”や“風俗”という環境から離れ、心を静かに見つめ直す時間を持つことができます。

 

そして親御さん自身も、心理宿泊休養や面談を通じて「どう接すれば良いのか」「何を見守るべきか」を学びます。

 

これは再発を防ぐために必要な学びです。

 

実際、JECを通じて回復へと進んだ家庭は数多くあります。

 

親御さんと子どもさんがそれぞれの立場で向き合い、信頼と理解を育て直す過程が、次の一歩となります。

 

 

「娘を救いたい」という気持ちに、迷いがあって当然です。

 

けれどその一歩を踏み出した先にこそ、本当の未来があります。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

どうか、お母さん自分を責めないでください。

 

JECセンターが、あなたと娘さんの「新しい人生」の入口になります。