・「預けたくない」親の本音――他力本願と罪悪感のはざまで
ガールズバーで働く娘さんの姿に、最初は「少し派手なアルバイト」程度に見えていた親御さんも、やがてその環境が「メンズコンカフェ」や「夜職依存」へと繋がっていく現実に直面します。
なぜ娘さんは自ら危険な環境へ向かうのか。
その根底には、親御さんが望む「更生」や「治療」そのものを拒む心の叫びがあります。
娘さんは「自分には問題はない」「親に変えられたくない」「間違ったことしていない」と、支援の手さえ拒みます。
とくに発達障害の特性を持つ娘さんは、受診拒否や人間関係のトラブルを抱えながら、自己肯定感を保てる“夜の世界”に依存していくのです。
「娘を施設に預けるのは逃げではないか」「自分がもっと頑張れば…」「見放したと思われたくない」。
多くの親御さんがそう感じ、実際には預ける決断ができないまま、見守るという名の「放置」を続けてしまいます。
しかし、どれほど愛情があっても、家庭だけでの対応には限界があります。
ガールズバーやメンズコンカフェという夜の繁華街に出入りする背景には、居場所のなさや家庭内での心の乖離が潜んでいます。
親御さん自身が「知ること」「学ぶこと」に踏み出さない限り、娘さんの回復は遠のいていきます。
JECセンターは心理ケアに特化した数少ない民間の入所施設であり、当施設では、「娘をどうにかしたい」と願う親御さんのために、家族向けの心理教育講座（当日コース／1泊2日コース）を実施しています。
この講座では、娘さんがなぜ夜の世界に依存するのか、発達障害と受診拒否の関係、そして親子の関係性をどう見直すべきかを学べます。
JECセンターには、ガールズバー依存や夜職に関わる問題、発達障害による不適応など、複雑な背景を持つ娘さんを受け入れ、長期的に心理ケアを行う体制があります。
自由で開放的な環境と、専門スタッフによる継続支援によって、親子双方の再スタートを支えています。
どんなに言葉で伝えても、家庭内にいる限り、娘さんの行動は変わらないかもしれません。
親御さんが学び、娘さんの環境を変えることで、ようやく心の回復が始まるのです。
本人が来られない、もしくは本人が来たがらない場合でも上記に記載して電話番号又はメールアドレスにお問い合わせいただき、親御さんが決断し、行動を起こすことで状況は大きく変わります。
“見守る”から“支える”へ。
JECセンターは、全国からの相談・入所に対応し、同じ悩みを持つ親御さんと共に、確かな希望へ導いていきます。
