・親の覚悟と意志の固さが鍵になる
娘さんが「死にたい」と言い出したとき、親御さんとして感じる恐怖や不安は計り知れません。
特に、娘さんがすでに精神科を受診していたり、自傷行為や自殺未遂を繰り返したり、入院歴がある場合は、「また同じことの繰り返しになるのでは」と娘さんの命の危険性という強い不安を抱くことでしょう。
しかし、親御さんとして最も大切なのは娘さんの命を守ることです。
そしてその思いを真正面から受け止め、サポートを提供する施設がJECセンターです。
娘さんが「死にたい」と訴えるとき、親御さんは必死に説得しようとすることがあります。
例えば、「そんなこと言わないで」「もっと頑張ろう」といった言葉をかけていませんか?
しかし、これは逆効果になることが多いのです。
一般論や正論で説得を試みても、娘さんの心には響かず、かえって孤独感を深める危険があります。
大切なのは、親御さん自身の本音を伝え続けることです。
「娘を助けたい」「守りたい」という強い思いを、決して取り繕わずに「必要だよ」「寂しい」「悲しい」など、素直に言葉にして伝えてください。
たとえそれが今は娘さんに伝わっていないように見えても、諦めずに思いを伝え続けることが必要です。
JECセンターでは、このような親御さんの気持ちを理解し、親子の心をつなぐ支援を行っています。
娘さんの状況が悪化し、「もう入所しかない」と感じる親御さんも多いでしょう。
しかし、ここで重要なのは、親御さん自身が本気で守りたいという強い意志を示すことです。
娘さん対し恐怖感を感じていたり、迷いやためらいを抱えたままでは、娘さんは親御さんの本気度を感じ取れず、結果として受け入れを拒むことに繋がりかねません。
JECセンターでは、親御さんが揺るがない覚悟を持つことを支援しながら、スタッフと共にサポートを行ってきました。
親御さんが「自分は絶対に娘を救いたい」という強い思いを伝え続けることが、やがて娘さんの心に響き、受け入れを前向きに考えるきっかけになるのです。
JECセンターは、心理を中心にパーソナリティ障害を専門とした日本で唯一、民間の入所施設です。
女性専用であり、心理休養と家族ケアを組み合わせた独自のサポートを提供しています。
個人差はありますが、入所期間8ヶ月を目安に専門のスタッフが心理学マインドを通じて会話をしていき、娘さんが自分を見つめ直し、心の整理を行うために必要な安心できる環境を提供することが私たちの役目です。
また、専門のスタッフによる日常的なケアや心理支援を行い、娘さんが自分の気持ちをゆっくりと受け入れ、自己肯定感を取り戻す手助けをしています。
さらに、親御さん自身もJECセンターと連携することで、娘さんの心の変化を理解しながら適切なサポート方法を学ぶことができます。
「親だけではどうにもできない」という状況でも、JECセンターと協力することで、親子の関係を見直し、改善するきっかけをつかむことが可能です。
娘が「死にたい」と言い出す状況で、親御さんができることは限られているかもしれません。
しかし、決して一人で悩まないでください。
JECセンターは、親御さんと共に悩み、支え、そして親子が新たな一歩を踏み出すためのサポートを提供しています。
その他にも、「娘が説得できない。」「手出しできない」「どうやって連れて行けば良いか分からない」などの相談も受け付けています。
センターを利用した親御さんからは「やっと良いところを見つけられた。」「本当に助かった」などの声が届いています。
どうか一人で抱え込まず、安心して電話又はメールにてご相談ください。「ホッ」としますよ。
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。
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