娘の様子がどうもおかしい。お金の無心、感情の起伏が激しく、突然怒り出したかと思えば、急に落ち込んでしまう。

 

家庭内での会話も成り立たず、親として何が正しいのか分からなくなってしまった。

 

何度も娘と話し合おうと試みても、娘はお金の無心や要求要望がエスカレートしていき、意見がぶつかり合い、関係はますます悪化するばかり。

 

関西圏で娘さんを受け入れてくれる施設を探しても、「パーソナリティ障害」という問題に特化した専門機関はほとんど見つからない。

 

精神科やカウンセリング機関に相談しても、対応が限られていたり、治療に時間がかかりすぎたりするケースが多い。

 

それでも「何かないか」と思い、娘さんにとって最適な場所を見つけたい。そう思う親御さんの気持ちは痛いほどよく分かります。

 

 

娘を理解できないことからくる見えない不安

パーソナリティ障害という言葉自体、一般の方にとっては馴染みが薄いかもしれません。

 

しかし、娘さんの不安定な言動を前にして、親御さんとして何もできない無力感に襲われる気持ちはよく理解できます。

 

「どうしてこんな行動をするのだろう?」

「何が原因なのだろう?」

「自分の育て方が間違っていたのだろうか?」

 

そんな疑問が頭をよぎり、どうすればいいのか分からなくなることもあるでしょう。

 

親御さん自身が不安定な気持ちを抱えたままでは、娘さんとの関係はさらに悪化してしまいます。

 

 

一般論や正論では解決できない問題

娘さんの問題を解決しようとして、つい一般論や正論をぶつけてしまうことはありませんか?

 

「もっとしっかりしなさい」「普通に振る舞えばいいのに」「努力すれば治るはずだ」——こういった言葉は一見、正しいように思えるかもしれません。

 

しかし、パーソナリティ障害を抱える娘さんにとって、こうした言葉はかえって心を閉ざしてしまう原因になりがちです。

 

正論を突きつけられることで、「自分は理解されていない」と感じ、ますます孤独を深めてしまうのです。

 

 

親の本音を伝え続ける大切さ

娘さんとの関係を改善するために最も重要なのは、親御さんの「本音」を伝え続けることです。

 

つまり、親御さん自身が感じている不安や心配を、正直に娘さんに伝え続けることが必要です。

 

「あなたが心配で眠れない」

「どうすれば安心できるのか、ずっと考えている」

「親として何もできないのが辛い」

 

このような言葉を伝え続けることで、娘さんは「親は自分を見捨てていない」という安心感を少しずつ持てるようになります。

 

もちろん、すぐに娘さんの反応が変わるとは限りません。むしろ、伝わっていないように見えることの方が多いかもしれません。

 

それでも根気よく、娘さんに対する愛情や不安を言葉にし続けることが大切なのです。

 

 

親の決断とスタッフとの連携が重要

ただし、親御さんが一人でこの問題を解決するのは非常に難しいことです。

 

そこで重要になるのが、専門機関との連携です。

 

JECセンターでは、親御さんとスタッフが協力しながら娘さんのケアを行い、安心できる環境を提供しています。

 

JECセンターの「心理休養」という取り組みは、ただの施設入所とは異なり、娘さん自身が心を休めることに専念できる環境を提供することを目的としています。

 

自然豊かな環境で自由に過ごせることで、心の緊張を解きほぐし、自己を見つめ直す機会を得られるのです。

 

さらに、スタッフは親御さんとのコミュニケーションを大切にし、家庭に戻った後のサポート方法や対応策についても丁寧に指導します。

 

 

相談してみたらホっとした話

JECセンターのことを知っていても、相談を躊躇している親御さんは決して少なくありません。

 

「ここは本当に大事な娘を預けるに足る施設なのか?」

「どこに相談してもダメだったから、きっとここもダメなのでは…」

 

と、不安な気持ちから疑心暗鬼になってしまっている親御さんたちの心情からすると、無理もないのかもしれません。

 

私たちJECセンターは、そんな親御さんたちの気持ちを理解し、勇気をもって問い合わせてくれた親御さんに対し、精一杯のねぎらいの言葉を投げかけています。

 

「娘さんの問題を解決するために、親御さん自身も辛い思いをされてきたのですね」と声をかけると、ホっとされたのか、張り詰めていた気持ちが少しほぐれたのを感じることが多々あります。

 

「親としての一番の願いは、娘が変わってくれることです。」

 

そのために蔑ろになっている、親御さん自身の不安な気持ちも無視してはいけないのです。

 

娘さんを理解してあげるためには、まずそのご家族である親御さんへの理解が必要不可欠と考えています。

 

 

JECセンターは女性専用施設だからこそ安心できる

JECセンターは、心理を中心にパーソナリティ障害を専門とした日本で唯一、民間の入所施設であり、女性専用の施設であることから、親御さんの中でも特に安心感を抱かれる方が多いです。

 

女性ならではの繊細な心の問題に対して、専門のスタッフが心理学マインドを通じて会話をしていき、しっかりとサポートしてくれる環境が整っています。

 

また、スタッフとの会話の中で、「娘さんの不安や悩みをじっくりと受け止めることが何よりも大切です」という言葉に深く納得させられました。

 

JECセンターは、親御さんがただ娘さんを預けるだけの場所ではありません。

 

スタッフと親御さんが協力し合い、個人差はありますが、入所期間8ヶ月を目安に娘さんの心のケアに取り組むことを大切にしているのです。

 

この連携があるからこそ、娘さんも次第に心を開き、少しずつ自分自身と向き合えるようになります。

 

 

協力者を得ることの重要性

娘さんの問題を一人で抱え込んでしまうことは、親御さんにとって大きな負担となります。

 

それに加えて、「自分だけで解決しなければならない」という思い込みは、親御さん自身を追い詰めてしまう原因にもなり得ます。

 

しかし、JECセンターで相談したことで、親御さんは「自分が全てを背負わなくても良いのだ」と気づくことができました。

 

「スタッフと協力することで、問題を少しずつでも改善できるのだ」と希望を持てた瞬間です。

 

また、JECセンターでは親御さんとスタッフとの連携を重視し、家庭に戻った後のサポートや対応策についても継続的にアドバイスを行ってくれます。

 

このような連携体制があることで、親御さん自身も安心して娘さんを託すことができるのです。

 

 

親の決断と意志が未来を変える

娘さんとの関係改善には、親御さんの決断と意志の固さが何よりも重要です。

 

一度や二度の試みではうまくいかないこともあるかもしれません。

 

しかし、それでも諦めずに伝え続けること、そして協力者を得ることが必要です。

 

JECセンターの心理休養は、娘さんの心をゆっくりと休ませると共に解放し、自分自身を見つめ直す機会を提供するものです。

 

さらに、親御さんとスタッフが連携し、家庭に戻った後のサポートを含めた包括的な支援を行うことで、

 

問題を根本から改善することが可能です。

 

 

JECセンターを選ぶという決断

関西圏でパーソナリティ障害や家庭内暴力の問題を解決するための専門機関を探す親御さんにとって、JECセンターは頼れる存在です。

 

女性専用の施設であること、スタッフとの協力体制が整っていること、そして親御さん自身も安心して相談できる環境があることは大きな魅力です。

 

娘さんを思う気持ちを伝え続けること、そして協力者を得ることで、少しずつ状況を改善していけることを信じましょう。

 

その他にも、「娘が怖くて手出しできなくなってしまった」「娘がかわいそう」「どうやって連れて行けば良いか分からない」などの困難もJECセンターは、相談を受け付けており、親御さんの不安を受け止め、共に歩む存在としてお手伝いします。

 

まずは電話やメールにてお問合せください。安心できる場所がここにあります。

 

*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。

 

 

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