苦労は労うもの
過去の記事でも何度か触れたことがありますが、子育てのプロと呼べる親はあまり多くないでしょう。
「子育てに正解はない」という言葉があるくらい、子どもを育てるということは手探りのようなものだからです。
親自身も、わが子とのかかわりを通じ、たくさんの喜びとともに、たくさんの苦労を経験することになります。
当たり前のことですが、子どもが親の苦労を本当の意味で知る(理解する)には、相応の時間と人生経験が必要です。
つまり、子育てをしているさなか、子どもが親の辛さや苦労を理解してくれるということはあまり期待しない方がよいでしょう。
それでも人間というものは苦しい思いを抱え込みすぎてしまうと「こころのバランス」が崩れ、それが無意識に態度へと表れてしまい、周囲に悪い影響を与えてしまうことがあります。
親とてひとりの人間ですので、苦しい思いや辛い思いは抱え込まず、誰かに認めてもらったり、理解してもらわないとやっていけません。
時には、自分自身で「私はよくやってきた」と評価し、認めてあげることも良いでしょう。
もしくは、家族の(子ども以外の)誰かでも、友人でも良いので、自分の苦労をたまにポロっと愚痴をこぼすように打ち明けてみてください。
ひとりで抱え込まずに「苦労を労ってあげること」で、疲れきったこころを再び健康な状態に保つことができるようになります。
良好な親子関係とは
親子関係(家庭環境)というものは、子どものこころの成長に多大な影響を及ぼします。
実は、この親子関係の良し悪しを測るためのいくつかの目安があります。
- 子どもに対してよく罪悪感のようなものを抱いてしまう。
- よく「子どもがかわいそう」と憐れんだような気持になる。
- 自分がいないと子どもは生きていけないと思う。
- 自分が責任を持ってずっと子どもの世話をすべきだと思う。
もしもこれらに多く当てはまってしまうようであれば、その親子関係は「共依存関係」である疑いが強いと言えます(母親であれば母子密着型と言います)。
これは、親が子離れできず、子も親離れできない悪循環にはまってしまい、子どもの自立や社会性の成長を阻害している恐れがあります。
これは放っておくと、子どもの長期ひきこもりや、家庭内暴力、各種依存症、ニートといった問題へと発展していってしまう可能性があります。
本来なら子どもはある程度成熟してくると、親の助けをあまり必要としません。
何でも自分でこなすようになり、自然と社会へと巣立っていく力を備えているからです。
そこで親が子どもを手放してくれないと、いつまでたっても子どもは社会に羽ばたいていくことができなくなってしまいます。
理想的な親子関係とは、親が子どもにしがみついたり、無関心に突き放すものではありません。
子どもを一人前の人間として認め(信用)、少し離れた位置から見守ってあげるくらいがちょうどよいのです。
そうしてあげることができたなら、子どもはのびのびと自由で健やかに育ってくれることでしょう。
専門家の皆さん、アイディアや、経験談をください
パーソナリティ障害宿泊・心理支援センターでは、利用者様のニーズに沿った質の高いサービスの提供に向けて、障害福祉事業関係者様との意見交換を希望します。
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