皆さん、こんにちは。
当センターでは、『自由』を大切にしています。
パーソナリティ障害者の多くは、この『自由』という生き方を切望しながら、「○○しなければならない!」という強い強迫観念に縛られ、路頭に迷っています。
研修生からの質問に「自由ってどうしたら体験できるんですか?」「自由に過ごしていいって言われても、どう過ごしたらいいんですか?どういう風に時間を使ったらいいですか?」などがあります。
これは「自由」という発想が曖昧で、イメージしずらいという理由もありますが、多くの場合「自由」でいると不安になるという心理が隠れています。もちろん罪悪感もあるかもしれません。
それくらい日常生活の中では、色々なことに縛られているということでもあります。
どう生きるのか?
パーソナリティ障害者は、様々な人間関係において、本当の自分とはかけ離れた仮面をかぶっていることがあります。これを、少し難しい言葉で言うと「偽りの自己」と呼びます。
そうしないと「周囲に自分は受け入れてもらえないんじゃないか?」「見捨てられるんじゃないか?」といった不安を抱いているからです。要は他人や周囲に気に入られるために、必死になって自分をとりつくろっていくわけですね。
これを繰り返していくと、「自分が分からない・・・死にたい・・・存在している価値がない・・・」などの訴えになって現れてきます。
私は長年当センターを運営していますが、本当の自分を取り戻すためには、「自由な環境」と横のつながりである「仲間」、そして「時間」が必要だと考えています。
そういった環境の中で、「一体自分は何を欲しているか?」、「どんな生き方をしていきたいか?」「どう生きたいのか?」という本質に気が付き始めるのです。
この問いかけ自体が、主体性を確立していくことになり、自由に生きるためのヒントになるのです。
そういう生き方を当センターでは研修生と一緒に考えてきます。
世間体を気にしすぎる自分に気がつき、自己の解放と寛容を修得することで、本来の自分を獲得できるのです。
もっと伸び伸びと、のんびりと、こころ安らかに、そしてもっと自由に生きられる為のヒントを、是非、当センターの生活で探してみて下さい。
当たり前のことですが、皆さんの人生は、あなた自身のものだということを再認識して欲しいと思います。