・娘のホスト依存、見えなくなっていた未来
「うちの娘が、また今日も帰ってこないんです」
JECセンターに最初に電話をかけてきた時、母親の声は震えていました。
21歳の娘・美咲さん(仮名)は高校卒業後、上京して事務の仕事に就いたものの、半年も経たずに退職。
マッチングアプリで出会ったホストに心を奪われ、昼夜逆転の生活に。
気づけば、すべてのお金をホストに使い果たし、家族との連絡も途絶えがちに。
「娘がホストに依存している。心配でたまらない、でもどうすればいいのかわからない…」
そんな悩みを抱えた親御さんの相談は、実はJECセンターに数多く寄せられています。
美咲さんの母も、娘さんを救いたい一心でJECの門を叩きました。
スタッフとの面談をし、ついに美咲さん本人とも連絡が取れ、説得の末、センターへの入所が決定しました。
入所当初、美咲さんは「何も期待してない」「将来なんて考えたくない」と心を閉ざしていましたが、日々の生活の中で徐々に変化が見え始めたのです。
JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設では、同じような悩みを抱える娘さんたちが共同生活を送りながら、スタッフや仲間との対話を通じて「本当の自分」と向き合っていきます。
美咲さんも、自分の過去や行動について振り返りながら、少しずつ自信を取り戻していきました。
「ホストに依存していたのは、認められたい、愛されたいっていう気持ちが満たされなかったからだったんだと思います」と語る美咲さん。
JECで出会った信頼できるスタッフや仲間たちとの関わりを通じて、「自分が何をしたいのか」「どう生きたいのか」を少しずつ考えられるようになっていきました。
そんな中で美咲さんが口にしたのが、「資格の勉強をしてみたい」という言葉。
小さい頃、保育士に憧れていたことを思い出し、「子どもと関わる仕事がしたい」と新たな夢を抱くようになったのです。
JECセンターの最大の魅力は、入所がゴールではなく「未来を自分で切り開く力」を育てる場所であることです。
美咲さんは、センターで自己理解を深める学びをしたことにより、自分の夢を言葉にできるようになりました。
家族との関係も、母親がスタッフからのアドバイスを受けながら、適切な距離感や接し方を学ぶことで、応援する関係性へと変化していったのです。
JECセンターは、本人の自己成長と社会復帰のサポートに加えて、家族全体を支える「伴走型支援」を行っています。
ホスト依存や風俗などに悩むご家庭にとって、信頼できるパートナーとして寄り添う場所です。
そして今、美咲さんは通信講座で保育関連の資格取得を目指しながら、地域の子育て支援施設でボランティア活動に励んでいます。
「資格を取って、いつか子どもたちに囲まれた仕事がしたい」と笑顔で話す彼女の姿は、かつてのホスト依存に苦しんでいた頃とはまるで別人です。
「娘のホスト通いをやめさせたい」「心配でたまらない」「でもどうすればいいのか分からない」――そんな想いに、JECセンターは寄り添い、共に歩んでくれます。
本人が来られない、又は来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。
再スタートのきっかけを探しているご家族に、ぜひ知っていただきたい支援の場です。