・「止めさせたい」では届かない―ホスト通いの背景にある心の叫び
「どうしたら娘がホスト通いをやめてくれるのか…」と、多くの親御さんが口を揃えます。
デタラメなお金の使い方をして金銭感覚が麻痺し、風俗などで体を売るようになり、性感染症にかかる危険性が高まる、普通の人間関係などは皆無…。
家族に対しても嘘を重ねる日々に、親御さんとして限界を感じてしまうのは当然です。
しかし、娘さんの行動だけを責めても、親御さんの気持ちは心には届きません。
なぜなら、ホストクラブにのめり込む背景には、秘めた強い孤独感や自己肯定感の低さ、自分の存在価値を誰かに証明したいという思いが隠れているためです。
娘さんにとって、ホスト通いとは単なる「遊び」ではなく、心の傷を癒すために無くてはならない居場所となっているのです。
特に発達障害(ASDやADHD)、パーソナリティ障害の傾向がある場合、その執着は強くなります。
JECセンターは、心理を専門とした数少ない長期的な入所ができる民間の施設です。
長い時間をかけて心理ケアを受けられるので、ホスト依存、自己否定、家庭内不和などといった複雑な背景を抱えた娘さんの、傷つき、疲れた心を真の意味で癒し、休むことができます。
JECセンター独自の「心理宿泊休養」というケアは、毎日を穏やかな環境で過ごしながら、無理なく自分と向き合うことができます。
「叱られない」「否定されない」「比べられない」ことに加え、「話を聞いてくれる」「認めてくれる」「褒めてくれる」という体験は、低くなってしまった自己肯定感の回復にもつながります。
また、同じように悩みを抱えた仲間との出会いが、孤独や寂しさを和らげ、「一人じゃない」という実感をもたらします。
経験豊富なスタッフによる丁寧な関わりの中で、少しずつ娘さん自身が「ホストじゃなくても自分を大切にできる」ことに気づいていくのです。
娘さんを預ける決断は、簡単なことではありません。
特に母親は、「娘との連絡を切られたくない」「嫌われたくない」という思いから、決断を先延ばしにしがちです。
しかし、そこで冷静に家族全体を見渡し、「このままでは本当に危ない」と判断できるのが、父親の役割です。
JECセンターを訪れるご家庭の多くが、父親の覚悟ある一言をきっかけに動き出しています。
「環境を変えるため一度預けて、身の安全を確保しよう」「家族も変わる必要がある」。
その言葉が、家族全体を救う一歩になるのです。
心理宿泊休養の生活を終えた娘さんは、落ち着きを取り戻し、「自分らしさ」を少しずつ見つけ始めます。
しかし、元の家庭環境に戻ったとき、親御さんの接し方や距離感が以前と同じであれば、再びホスト通いに戻る可能性も否定できません。
そのため、JECセンターでは、入所中、スタッフと連携し、親御さんに対しても「接し方」「見守り方」「信じて任せる姿勢」を学んでいただきます。
退所後も、困ったときにはいつでもご相談いただけます。
大切なのは、「娘だけでなく、家族全体が変わること」。
その覚悟を持つことで、初めて本当の意味での再スタートが可能になります。
まずは下記の電話番号又はメールアドレスにてお問合せください。
お問合せ情報
Mail:jec.mailcounseling@gmail.com (2日以内に返答)
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。
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