皆さん、こんにちは。
シリーズブログの第一部「小さな気づきで全てが変わる~Small changes make
a big difference」31回目になります。
今回も、パーソナリティ障害の基本症状の一つについて解説して参ります。
安心感から生まれる信頼
心の発達段階において、幼少期に「基本的信頼の獲得」という大事な時期がありますが、これはお母さん(保護者)との関係の中で少しずつ積み上げられていくものと言われています。
この時期に十分な安心感を味わっておかないと、人との「きずな」というものが築きにくくなってしまいます。
とりわけパーソナリティ障害の方は安心感が持てないために、些細な事でも簡単に傷ついてしまい、他者を「不快なもの」や「自分の邪魔をするもの」と捉えてしまいがちです。
うわべでは親しく振る舞い、「信じている」と自分から口にした場合でも、心の底では相手を疑っており、本当の意味で信じることができていないのです。
対人関係に及ぼす影響
対人関係でも、「相手はいつか離れていってしまうのではないか?」といった不安をいつも抱いているので、自分のことを見放さないかと相手を試そうとしたり、裏切られることが嫌で、自分から先に裏切ってしまう事もしばしばあります。
結果的に長く安定した関係が作れないので、いつも心はさみしさでいっぱいです。
信じられる相手を捜し求めて次々と親密な関係になろうとしますが、いったん距離が近くなり親密な関係になってくると途端に不安が襲ってきてしまい、自ら関係を絶ってしまう事もあります。
また、すぐに不安が襲ってくるために、「愛してる」とか「お前のことが一番だ」「ずっとそばにいる」という言葉を聞かずにはいられません。
少しでもそういった反応が返って来なかったり、面倒くさそうなしぐさを見せようものなら、「もう自分は愛されていない、見捨てられた。だったら死んでやる!」と思ってしまうのです。
このように、基本的に安心感や信頼感はパーソナリティの最も根幹をなすものであり、その後の対人関係に大きな影響を与えるのです。
まず安心した環境でゆっくりと「信じる」体験をしていただくことこそが、パーソナリティ障害の回復への第一歩になると私たちは信じています。
専門施設として
施設長
佐藤矢市
20年の施設運営から、本来安心できるはずのご家族において、親も子も安心して暮らすことができないということは本当につらいことでしょう。私たちはそうしたご家族の一助となれるよう、尽力しております。
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