・「助けを求めても断られる現実」
家庭内暴力を振るう娘さんの行動に耐えられず、
親御さんはさまざまな相談機関に助けを求める。
しかし、「うちでは対応できません」「まだ家庭で様子を見てください」と断られることが多い。
警察に通報しても「事件にならないと動けない」と言われ、
児童相談所に相談しても「18歳以上は対応できない」と門前払い。
精神科に連れて行こうとしても、「本人が来なければ診察できない」と受診すらできない。
この状況に親御さんは絶望する。
家の中で暴れる娘さんを抱え、「もう一緒に暮らせない」と思っても、
受け入れてくれる施設が見つからない。
支援機関に頼っても、未成年だからと拒まれたり、成人しているからと対応外になったりする。
入院を希望しても、病院側は「暴力行為があるため他の患者に危険」と受け入れを渋る。
結果、親御さんは娘さんを自宅に留めるしかなく、毎日暴力に怯えながら生活することになる。
娘さんの暴力がエスカレートする中、親御さんの心身も限界を迎える。
「もう疲れた」「このままでは家族が壊れてしまう」と思いながらも、どうすることもできない。
周囲に相談しても、「あなたの育て方が悪かったのでは?」と
心ない言葉を浴びせられることもある。
逃げる場所もなく、耐え続ける日々に、親御さんは次第に無気力になり、
「もうどうにでもなれ」と思うようになってしまう。
JECセンターは、日本唯一、心理を中心にパーソナリティ障害を専門とした宿泊型施設であり、
家庭内暴力に苦しむ娘さんとその家族を受け入れる数少ない施設だ。
行政機関では対応できないケースでも、娘さんの問題を深く掘り下げ、適切な支援を提供する。
親御さんだけで解決しようとせず、専門機関に頼ることで、状況は必ず変わる。
「もうどこにも頼れない」と思っている親御さんへ。
JECセンターは、娘さんを受け入れ、家族の負担を軽減する場所だ。
誰にも理解されずに苦しんできた方こそ、
一度電話やメールにて相談してほしい。解決への道は、必ずある。
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。
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