・子どもの自殺未遂への対応方法
子どもが自殺未遂を図ろうとした時(または自殺未遂してしまった後)、
「なぜこんなことを…」と思うと同時に、どう対応すべきか迷ってしまうでしょう。
私ども専門家から助言させていただくと、この状況の親に今すぐやってほしいことは、
一人で抱え込まず、すぐ専門家に相談を持ち掛けることです。
例えば、直ちに危険な状況にある場合は、病院へ連絡して緊急入院させることも大切です。
病院では、急性の症状を抑え、容態が安定するまで短期入院で命を守ることができます。
しかし、子どもの容態が安定した後もまた自殺未遂を繰り返さないという保障はされません。
JECセンターは、病院以外の選択肢として、根本原因(心の深い部分)のケアを行い、
自殺未遂の繰り返しを防ぎたいと願う家族の希望に寄り添います。
子どもが命を絶とうとするようなケースの多くは、
子どもの心に強い孤独感や自己否定感、絶望感などがあります。
親御さんがどれだけそばについていても、
本人(子ども)がその苦しみを言葉にできない限り、苦しみから解放されることはありません。
JECセンターの専門的なケアは、子どもの持つ言語化できない感情を表に出す手伝いができます。
こうした取り組みは、これまで対応に困っていた家族にとって、
新たな希望を見いだすための大きな第一歩となります。
自殺未遂に至るまでの経緯は、人それぞれ異なっていて当たり前です。
そのため、一人ひとりに寄り添える支援が求められています。
自殺未遂をしたお子さんを思い切って施設に預けるという決断には、
家族にとっても大きな不安が伴うことでしょう。
「叶うならば自らの手で24時間見守ってあげたい!」
そう願う家族にとって、専門家と言えど赤の他人に預けるのは相当な覚悟がなくては実行できません。
それでも、お子さんが一人で背負うにはあまりにも重い感情を抱えている場合、
家族だけではフォローしきれない状況が多いのも事実です。
JECセンターでは、心理士を中心とした心の専門知識に長けたスタッフたちが、
責任を持ってお子さんのケアにあたっています。
心の回復までの近道はとても長く、険しいものとなりますが、
本人(お子さん)と、家族と、支援者(スタッフ)が一丸となって、
途中で投げ出さない覚悟で回復に努めれば、必ず結果につながります。
また、JECセンターでは家族側への心理ケアも欠かさず行っています。
自殺未遂した娘さんと同じくらい、家族もショックを受け、その心は疲弊しています。
責任感や罪悪感に苛まれ、うつや不眠になってしまう親も少なくありません。
何より、家族の不信、不安といった感情はお子さんにも伝播します。
お子さんだけをどうにかするのではなく、家族全体で心のケアを受けることが大切なのです。
家族の「お子さんを守りたいと思う気持ち」は、JECセンターが最も大切にしているものです。
センターでは、家族が一体となって回復に向かうための環境を整え、
親子関係が修復されることで取り戻せる安心感にも注目しています。
その過程で、お子さんの“生きたいと願う意思の力”を取り戻すきっかけが得られるからです。
JECセンターでは、20年以上にわたる経験をもとに、個々の家族に寄り添ったケアを提供しています。
全国でも唯一の心理休養が受けられる宿泊型施設として、
心の専門家たちによるケアとフィードバックにより、
自殺未遂で弱ったお子さんと家族の心の回復を支えます。
JECセンターは、病院やグループホームとは異なった、新しい形のケアを提案し続けています。
苦境に立たされている家族のため、私どもは専門家として協力を惜しみません。
お子さんの自殺未遂の対応に困ったなら、ぜひ一度ご相談ください。
JEC心理宿泊センター 公式 Instagram