皆さん、こんにちは。
パーソナリティ障害者の中には、様々な問題行動を繰り返し、その後始末を家族や配偶者に肩代わりしてもらうというケースが少なくありません。
例えば、家庭内では、過食症の娘が、嘔吐でトイレを詰まらせてしまったり、家庭内暴力で家中の窓ガラスを割ってしまったり、家庭外では、公道で大声で怒鳴り声をあげ、警察に保護されたり、金がないのにタクシーを乗りつけてしまったり、スーパーで食料品などを盗んで捕まったり、多額の借金を作ってしまったり、など様々なケースがあります。
極力、本人に責任を取らせる【家庭外】
これらのうち、家庭外で起こした問題については、どうしても家族が巻き込まれることになりますが、その場合でも、極力、本人に責任を取らせるようなかたちで処理することです。
とかく家族は問題を家族内に止めようとして、家庭外で起こした本人の不始末のもみ消しに走りがちですが、問題が進行すると本人はこれを利用して家族を振り回すことがあります。
多くの場合、自分の要望や望みをかなえるために、あの手この手を使って、家族に問題を突きつけてきます。
こうなってしまうと、家族メンバーだけでは適切な判断が取れないこともあるので、私たちの様なパーソナリティ障害の専門家やこうした問題に詳しい弁護士との密接共同作業が必要になってきます。
保護的な手助けを控える【家庭内】
一方、家庭内の問題に関しては、保護的な手助けをいっさい控えて下さい。
具体的には、嘔吐やガラスの破片も全て自分で始末させて下さい。
借金の弁済に関しては深刻な問題が色々発生してきますので、別の機会に詳しく解説しますが、最も大切なことは親や配偶者にあたる人が、債務の責任を負わないで済む手順を第一に済ませておくことです。
「本人に後始末を任せていたら、いつまでたっても片付きません」と思われる方もいるかもしれませんが、そこはご家族として我慢の時です。
そういう時こそ、子どもは親の出方や反応を見て、「試しているんだ」と思っておいて下さい。
いずれにしても、子どもの起こす問題行動の後始末については慎重な対応が必要です。
安易に対応してしまうことは、長い目で見ても子どもためにはならず、親が子どもの奴隷になってしまいかねません。
ご家族や配偶者としての対応のコツなどについて詳しく知りたい方は、当センターへまずはお問い合わせください。
専門施設として
施設長
佐藤矢市
20年の施設運営から、本来安心できるはずのご家族において、親も子も安心して暮らすことができないということは本当につらいことでしょう。私たちはそうしたご家族の一助となれるよう、尽力しております。
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