・娘がうつ病から再起した心理休養
うつ病は生活におけるストレスで極度に気分が落ち込み、
意欲がなくなるなど、日常生活がままならない状態になります。
いわゆる無気力状態に陥り、「何もしたくない、何もできない」気分になるのです。
周りからは「何怠けているんだ!」「気の持ちようだ!」などと言われ、
そのギャップに苦しみ、誰にも会いたくなくなり、人に恐怖を感じるようになります。
やがて人と距離を置くようになり、学校や仕事を休みがちになり、登校拒否、出勤拒否につながります。
うつ病の娘さんは生きづらさを感じています。
親も親でそんな娘に対しどうして良いか分からず、
「少し休めば大丈夫だよ…」「気持ちの問題じゃない?」など的外れなことを言ってしまいます。
そんな無理解がストレスとなり、「誰も私の事わかってくれない…」と絶望感や虚無感でいっぱいになります。
こうしたすれ違いが親と娘の関係性に決定的な溝を作り、信頼を失います。
娘さんの心の中には「なんでこんなにつらいの…」といった気持ちがあり、
それを理解してくれる人を捜し求めています。
私どもは20年以上もの間パーソナリティ障害の方々とともに暮らし、
多くのお子さんの症状と向き合ってきました。
うつ病を合併している娘さんに対しては、
心理学マインド(クライアントファースト)を通じた会話が有効でした。
娘さんの中にある「聞いてほしい」「分かって欲しい」という心の叫びに耳を傾けることで、
娘さんがずっと求めていた安心感を感じ取ってくれるようになっいきます。
ともに暮らしていると、単なるカウンセリングだけでは分からないような、
娘さんの本来の性格や細かな特性などに触れられることがあります。
また、今まで「不安、恐怖」に支配されて休まることのなかった心が、
安心感を得ることで少しずつ休むことができるようになり、うつ症状が軽減していきます。
これが心理マインドによる宿泊休養の真髄といっても過言ではないでしょう。
【心理マインドによる宿泊休養】とは…
あらゆるバランスを取り戻していくことです。
②心のバランスが回復することで安定した社会生活に向け前進する。
③“親の基準”から解放されて自由になり、自分の人生を歩んでいける。
これらは家族だけでは出来ないことです。
しかし、家族(親)が主体となって行動を起こさなければ、
娘さんの再起はいつまでたっても実現しないでしょう。
娘さんの心を解放する“心理休養ケア”で、娘さんの未来に新しい朝を迎えさせましょう。
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