ホスト通いが止まらない娘と、踏み出した親の一歩

 

「推しに会うためなら、バイトを掛け持ちしてでもお金をつくる」

 

そう言い切っていた娘の紗季さん(仮名)は、毎晩のようにホストクラブへ通い詰める日々。

 

深夜帰宅が当たり前になり、生活は不規則に。学費も生活費も親任せ。

 

母親として「このままでは娘の人生が壊れる」と思い悩んだ末、たどり着いたのがJECセンターでした。

 

最初は紗季さんも反発していました。「どうせ更生施設でしょ? 行く意味あるの?」と。

 

しかし、母親の「あなたを責めてるわけじゃない。もう一度、ちゃんと未来のことを考えてほしい」という言葉に動かされ、紗季さんはJECセンターへの入所を決断したのです。

 

 

JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設での生活は、これまでの自由な日々とはまるで別世界。

 

スマホの使用禁止、決まったセラピー、仲間との共同生活。

 

最初は反抗心や戸惑っていた紗季さんですが、信頼できるスタッフや同じ悩みを抱える仲間たちと対話を重ねるうちに、「自分の弱さ」と向き合い始めました。

 

ホストに依存していたのは、「何かに夢中になりたかったから」「自分の存在価値を確かめたかったから」――そんな“根っこ”にある思いに気づけたことが、紗季さんの大きな転機となったのです。

 

スタッフに勧められて始めた絵の練習や、将来の夢について考える会話を通じて、「自分でも熱中できることがある」と実感。

 

「何かに没頭できればホストじゃなくてもよかったんだ」と、過去の選択を客観視できるようになっていきました。

 

 

JECセンターは、依存を断ち切るための終着点ではなく、「自分らしい生き方」を見つけるための再出発の場です。

 

卒業後、紗季さんは自ら選んだデザイン系の専門学校へ進学。

 

夢中になれるものを見つけたことで、ホスト通いに戻ることもなくなりました。

 

また、JECセンターの支援は本人だけでなく、親御さんへのサポートも充実しています。

 

母親もスタッフからアドバイスを受け、娘さんとの適切な関わり方や声のかけ方を学びました。

 

今では母と娘が「信頼し合える親子関係」を築けていることが、紗季さんの最大の支えとなっています。

 

 

JECセンターに入所して得られるのは、自己成長・目標の発見・家族の関係性の再構築といった、多方面へのプラス効果。

 

施設での生活は、一人ひとりにとって異なる“準備時間”です。

 

焦らず、でも確実に、未来へ向かうステップを踏める場所なのです。

 

本人が来られない、又は来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

「娘のホスト通いをやめさせたい」「どう支えたらいいかわからない」――そんな悩みを抱える親御さんへ。

 

JECセンターは、親子の再出発を本気で支える“きっかけの場所”です。