入所のご案内
・娘の心を蝕んでいた「お金」と「孤独」
「気づいたときには、娘がデリヘルで働いていました」――そんな衝撃的な事実に直面する親御さんが、近年少なくありません。
ブランド品で全身を固め、ホスト通いに明け暮れ、SNSでは口汚い愚痴を吐き出し、承認欲求を満たす日々…。
娘さんが夜の世界に足を踏み入れてしまった背景には、単に「お金」だけではなく、家庭で感じていた根深い孤独感や自己否定の心理が潜んでいるケースが多く見られます。
中には、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動性障害)、境界性パーソナリティ障害などの特性を抱えている娘さんも数多くいて、その繊細で傷つきやすい心が一般社会での生きにくさとなり、夜の世界の仕事に居場所を求めるようになっていくのです。
母親は性感染症などのリスクが高くなり、娘さんの身の危険があることは十分理解はしているのに「娘に見放したと思われたくない」「嫌われたくない」と、問題に目を背けがちです。
しかし、事態を客観的に見て、行動に移す役割を担うのは、父親です。
あるご家庭では、父親が「もう限界だ」と冷静に状況を判断し、環境を一新させるため、娘さんをJECセンターに預ける決断を下しました。
JECセンターは、心理ケアを専門とする全国でも数少ない民間の施設です。
親御さんと娘さん、双方の心理を丁寧に理解しながら、安心できる環境を提供します。
父親の覚悟が、娘さんの人生の再出発の扉を開いたのです。
JECセンターでの「心理宿泊休養」は、最初は環境の変化で不安定な娘さんが経験豊富なスタッフと心理学マインドを通じて会話していくにつれ、少しずつ「受け入れてもらえる安心感」に満ちています。
娘さんは、これまで否定されたり責められたりしてきた自己をようやく受け入れられ、心を落ち着けることができるのです。
豊かな自然の中、自由に過ごせる環境は、心身ともに癒される時間を与えてくれます。
また、似たような境遇を持つ仲間との交流が、「自分だけじゃなかった」という気づきと、自尊感情の回復につながります。
専門スタッフによる心理支援では、発達障害やパーソナリティ障害などの特性について学ぶ機会もあります。
これは娘さん本人だけでなく、親御さんにとっても大切な一歩です。
JECセンターで一定期間を過ごし、心の落ち着きを取り戻した娘さんでも、帰宅後の家庭環境や親御さんの接し方が変わらなければ、再発の可能性は否めません。
むしろ、環境が元のままだと、かえって反動が起きることもあります。
そこで必要なのが、親御さんの側の「変化」です。
入所中もスタッフと連携し、接し方や距離感、信じて見守る姿勢を親御さん自身が学び、実践していくことが、娘さんの安定した生活への鍵となります。
JECセンターでは、親御さんに向けた継続的なサポートや相談も提供しています。
もし今、お子さんの行動に不安を感じておられるなら、一人で抱え込まず、ぜひ上記に記載している電話番号又はメールアドレスにてご相談ください。
娘さんが再び笑顔を取り戻す日が、きっと訪れます。