母の前で感情を爆発させる娘
「お母さん!私出かけるんだから早くお金用意して!」
リビングから罵声が絶えず、母は言い返したい気持ちを必死にこらえて娘の言うことを聞いていました。
気に入らないとドアを叩きつけ、泣きながら部屋にこもる。そんな横暴な日々が続いていました。
母はそんな娘に対し、心が折れかけていました。
自己愛性パーソナリティ傾向のある人は、「自分の思い通りにならない不安」「傷つくことへの恐怖」「愛されていないと感じる怒り」を常に抱えています。
そのため、攻撃的であったり、人を思い通りに操作しようとしたり、依存する傾向が表に出ます。
しかしその裏で、心の奥に強い劣等感と孤独を抱えています。
プライドが高く見えても、否定されることへの恐れから過剰に反応してしまうため、よく誤解されて苦しんでいるのです。
JECセンターでは、こうした“自己愛の裏にある傷つき”を丁寧に見つめます。
「正論」よりも「安心感」を与えましょう
多くの親が「娘を変えよう」と努力します。
しかし、自己愛性パーソナリティに見られる防衛的反応は、変化を強要されるほど強くなる特徴があります。
そうした娘さんには、言い聞かせるのではなく、まず安心してもらうための休める環境づくりを最優先しましょう。
娘さんが日頃から晒されている評価や比較から解放され、「自分を守らなくていい場所」と感じさせてあげることが回復のコツです。
また、現代ではSNSの利用も評価や比較を受けやすい場であるため、状況によってはスマホから離れてデトックスしてみることも有効です。
例えばJECセンターでは、家庭とは異なる静かな心理休養ができる場を用意し、過剰な刺激や人間関係の緊張から距離を置かせます。
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やがて心が落ち着いてくると、はじめて“本当はどうしたいのか”という防衛反応以外の声が聴こえてくるのです。
親の理解が変化のカギ
自己愛性パーソナリティの娘を支える上で大切なのは、「親も理解し歩み寄ること」です。
そのためにJECセンターで行っている親御さん向けの情報共有や相談は、娘さんの感情構造や思考のパターンを理解するための大切な工程です。
また、親が相手だと素直に言えないような本音の部分も、スタッフが家族の一員のように関わることで徐々に引き出していくことができます。
親が気づけなかった心の背景を言語化してくれるようになると、自然と自己愛性の過剰な防衛反応も身を潜めるようになっていきます。
「娘は過激な態度の裏で不安を抱えていたんですね」
親御さんの理解が進むことで、自然と親と娘の関係性にも変化が起こり始めます。
親が安心を取り戻すことで、娘も初めて自分を見つめ直す余裕を持てるようになるのです。
JECセンターが架け橋となる
自己愛性パーソナリティの問題は、家庭内だけで抱え込むと関係が悪化しやすい傾向があります。
「娘が怖くて逆らえない」と感じたときこそ、第三者の専門機関の介入を検討すべきタイミングです。
JECセンターは、心理休養・家族カウンセリング・親子対話支援を通して、親と娘の間に「折り合い」を取り戻すサポートを提供できます。
家族の誰もが疲れきったそのとき、私たちは静かに受け止め、立て直しの道筋を一緒に歩みます。
「もう耐え忍ぶ生活はやめて、親も娘も安心できる生活を取り戻しましょう」
心を休める場所からしか、再出発は始まりません。
JECセンターは、あなたの家族の“最後の受け皿”として、悩める家族からのご相談をお待ちしています。
*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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