絶望の夜と、決断の朝

 

深夜、娘さんがまた外泊し、スマホには高額な送金依頼のメッセージ。

 

母親のKさん(仮名)は、「もう信じられない」と涙をこらえきれずに泣き崩れました。

 

このままでは娘が壊れてしまう」。

 

しかし、娘は嘘をつき、母は信じられないと感じつつ、何を言っても反発され、最後には会話にならず、娘は無視するように…。

 

どうして良いか分からず事態は悪化する一方。

 

翌朝、その様子を見た父親がついに動きました。

 

 

家族で向き合う必要性を痛感し、インターネットで解決策を探し当てたのがJECセンター

 

電話相談では、担当者が現状を整理しながら安全に娘さんを守る方法を提案し、「今からでも行動すると覚悟することが必要」と力強く伝えてくれました。

 

この一言が、家族を行動へと駆り立てたのです。

 

JECセンター心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、単なる「一時保護」ではなく、退所後に自立を実現するためのきっかけづくりを目的としています。

 

娘さんは入所後、まず生活の安定から始め、信頼できるスタッフや仲間との交流を通じて、自分の気持ちを言葉にできるようになりました。

 

 

一方で、Kさん夫婦も面談やアドバイスを受け、娘さんへの距離感、関わり方を学習。

 

これにより、感情的にぶつかり合う関係から、応援し合える関係へと変化していきました。

 

また、娘さんから嘘をつかれ、信じることができないと感じる母は心配で仕方なかったが、JECセンタースタッフが家族の一員として親御さんでは入り込めなかった、わからなかったところをサポートしてくれた結果、少しずつその心配は安心へと変わっていきました。

 

入所期間は家族全員にとって「準備時間」。

 

娘さんは自分の将来像を描き始め、退所後は昼間の仕事に就き、金銭管理も自分で行えるまでに成長しました。

 

 

何度でもお伝えしたいのは、JECセンターは入所で全てが完結する場所ではないということです。

 

むしろ「仕切り直し」をするための土台を築く場所です。

 

社会に戻ったときに、家族が変化を支え続けられるよう、共に学び、備える時間こそが入所期間の価値です。

 

娘さんのホスト通いやパパ活といった行動の背景には、寂しさや承認欲求、将来への不安が潜んでいます。

 

それを一人で背負う必要はありません。

 

家族の協力と、専門的な支援によって、必ず状況は変わります。

 

 

本人を施設に連れてくることが困難な場合でも、具体的な提案や助言もしています。

 

もし今、同じように不安や迷いを抱えているなら、どうか一度JECセンターご相談ください。

 

あなたの家庭に合わせた娘さんを守る方法とサポートを提案し、家族再生と娘さんの未来を一緒に築いていきます。

 

そして、私たちJECセンターが親御さんでは入り込めなかった、わからないところを家族の一員としてサポートしています。

 

*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。