嫌われるのが怖くて何も言えなかった母の「がんばり方」

 

「どうしてうちの子が…」——ホストに通い続ける娘さんを見て、そう思ったことはありませんか?はじめは好奇心だったのかもしれません。

 

でも気づけば親御さんへお金の無心が始まり、何十万、何百万円もの支出、嘘や借金、昼夜逆転の生活。

 

風俗もはじめ、いくら注意しても、やめる気配はない。

 

いったいどこで間違えてしまったのか…。

 

親として頑張ってきたのに限界を迎え、苦しく、情けなく、どうしていいか分からない——そんな思いを抱える親御さんからの悲痛なご相談が、JECセンターには日々寄せられています。

 

 

ホスト通いがやめられない理由は、単に依存や誘惑という話だけでは説明がつきません。

 

その背景には、娘さんの「家庭内での孤独」が隠れていることがほとんどです。

 

たとえば、あるご家庭では母親が完璧を目指すあまり、つねに忙しく気を張りすぎてしまう。

 

そして、期待に応えたい娘さんは、甘えたいのに「忙しそうだから」「否定されそうだから」と本音を飲み込み、やがて何も話さなくなってしまいます。

 

この話だけ聞くとあたかも親の責任であるかのように捉えられ、「私の育て方が悪かったの?」とご自身を責められる方もいますが、JECセンターではそうした“責め合い”ではなく、“理解し合い”へと進むためのサポートをしています。

 

 

JECセンターは、心理を中心にホスト依存を専門とした数少ない民間の入所施設であり、ホスト通いに悩む娘さんをお預かりし、心理的なケアと自立支援を行っています。

 

ホストに依存する根本的な原因に向き合うため、まずは安全で自由な環境の中で心を整える時間を過ごします。

 

施設内では似たような悩みを持つ仲間との交流があり、自分の気持ちを言葉にする練習や、感情のコントロールを学ぶ機会も豊富です。

 

また、親御さんに対しても、過去がどうであれ、今後の娘さんとの関わり方を見直す心理サポートを提供しています。

 

限界を迎えていた親御さんの心が癒されていき、どうすれば新たな信頼関係を築けるのかを、一緒に考えていきます。

 

 

発達障害(ASDやADHD)やパーソナリティ障害といった特性を、娘さんが持っていたとしたら…。

 

このような疑問を抱かれている場合は、専門家の視点から対応いたします。

 

希望があれば公認心理師による心理検査定などが受けられ、ご家庭では気づけなかった心の状態や傾向について知ることができます。

 

娘さんがどうしてそうなってしまうのか。その仕組みを理解することは大きな一歩となります。

 

 

JECセンター修了後も、親御さんからご相談の依頼があれば対応しています。

 

なぜなら、今度は親御さんがサポートしていく番だからです。

 

まだぎこちない関係性にとどまってしまうかもしれませんが、頑張ってきた母親だからこそ、たとえ不器用でも、間違った道に進まないよう、信じて見守ってあげてください。

 

私どもも応援しています。まずは電話やメールにてお問合せください。

 

娘が見えない所で何をしているか分からない恐怖から抜け出させ、ホッと安心できるようにするのは親御さんの勇気と覚悟です。

 

きっと大丈夫、あきらめないで。

 

*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。

 

 

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