・「娘を救いたいだけなのに、誰もわかってくれない」
「私があの子を見捨てたら、誰が助けてくれるの…?」
そう言って泣き崩れたのは、ホストクラブに通い詰める娘さんを持つ50代のお母さん。
娘さんは20歳を過ぎたころから夜の世界にのめり込み、今では昼夜逆転の生活。
稼いだお金だけでは足りず、母親のクレジットカードを勝手に使い、限度額いっぱいまで使い込んだこともありました。
「担当ホストの誕生日だからって、50万円のシャンパンを入れたいと泣きつかれて…」その金額を肩代わりした直後、消費者金融からの取り立ての電話や督促状が自宅に届くようになりました。
「このままでは娘が壊れてしまう」「でも、強く出ると家を飛び出してしまう」──多くの親御さんがこのような“板挟み”状態で悩んでいます。
娘さんのホスト依存は、「お金の問題」や「道徳心の欠如」だけでは語れません。
心理学では、依存的な行動の多くは「承認欲求」や「愛情不足」といった“心の飢え”から来るとされます。
ホストが投げかける「君がいないとダメなんだ」「特別だよ」という言葉は、孤独を抱える娘さんにとって心の支え。
親御さんがどれほど諭しても、感情に訴える“擬似的な愛情”の魅力には勝てません。
ここで大切なのは、親御さん自身が「自分ではどうにもできない」ことを認めることです。
そして、プロの支援を得ることで、娘さんに本当の意味での“安全な環境”を与えることができます。
その解決策の一つが、JECセンターのサポートです。
当施設は心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、ホスト依存やリストカット、家庭内暴力など、深刻な問題を抱える若者のための自立支援サポートと同時に、専門的な心理ケアを提供しています。
JECセンターへの入所を検討する親御さんが最も心配されるのは、「子どもを手放すなんて無責任では」と思われるのではないかという不安です。
ですが、限界を認め、最善の支援を選ぶことこそが親の愛情であり責任です。
実際、JECセンターに子どもを預けた多くの家庭が、「親子関係がリセットされた」「初めて心から話し合えるようになった」と語っています。
入所後、JECでは娘さんだけでなく、親御さん自身にも学びの機会が設けられています。
依存行動の根底にある心理的背景を理解し、再発を防ぐための関わり方を実践的に学びます。
これは、将来娘さんが家庭に戻ってくる際に欠かせない準備でもあるのです。
さらに、JECセンターでは環境を一新することで、娘さん自身が「自分を見つめ直す時間」を得ることができ、これが回復への大きなきっかけになります。
再発を防ぐには、親が焦らず、適切な距離感と信頼を持って接する姿勢を持ち続けることが鍵。
そのプロセスもまた、JECがしっかりサポートします。
本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。
「娘を救いたい」──その想いに間違いはありません。
でも、“母親一人の力”では限界があるのも事実です。
どうか、自分を責めすぎず、私たちJEC専門スタッフに一歩、託してみてください。
それが娘さんの未来をつなぐ、はじめの一歩になるのです。