「そのうち落ち着くだろう」と思い込む危険性

 

女子高校生の娘を持つとある夫婦が、ここ数年の娘の変貌ぶりに悩まされていました。

 

数年前まで、娘にはぶつくさと小言を言ったり、気に入らないことがあると物に当たる程度のことがたまにありました。

 

しかし、歳を追うごとに娘の暴言や暴力がエスカレートしていき、ついには親に手を上げるまでに悪化してしまいました。

 

こうした家庭内の問題の多くは、親が「自分が我慢していればいずれ収まるはず」と思いがちです。

 

しかし、実際にはほとんどのケースで悪化することが確認されており、軽く考えるのは非常に危険です。

 

「子どものことだから仕方ない」と耐えてしまったことで、次第に家庭は緊張に包まれ、笑顔のない生活が続くようになってしまいました。

 

忍耐の限界を迎えた夫婦は、インターネットで子供から親への家庭内暴力について、対処法やサポートについての情報を一通り調べ尽くされました。

 

色々な情報を目にしていくうちに、親子関係に根差す問題や、娘の心の問題、さらには精神疾患の可能性なども浮上し、ネットの情報だけでは解決に至らないことを痛感しました。

 

その後、行政の相談窓口に問い合わせたり、娘の暴力が収まらない時には自ら警察を呼ぶこともありました。

 

そんな、不安な毎日を送ることにも限界を感じ、「娘をどこかで預かってほしい」と強く願うようになったのでした。

 

そんな折、インターネットで検索してJECセンターの存在を知りました。

 

JECセンターは心理ケアに特化しており、家庭内のトラブルにも介入し、子どもを預かってくれる全国でも数少ない民間の入所施設です。

 

家庭内暴力やホスト通いなどのような、警察や病院にも頼れないような状況において、サポートが必要とされる家族の受け皿として、広く全国からの受け入れを行っています。

 

そうした謳い文句に希望を感じ、思い切って相談を決意されたご家族からの問い合わせが殺到しています。

 

 

相談員スタッフとの電話相談から始まり、私設代表者との直接面談の中で、親御さんのこれまでの苦労は理解され、時に労われることも少なくありません。

 

これからお子さんをどうやって救うかについて、徹底的に話し合って決断していきます。

 

スタッフを交えた説得の末、本人の同意を得られた後は、親子関係や心の状態を詳しく探っていくための入所サポートが勧められます。

 

そしていざ入所サポートが開始されると、これまで一緒に生活していた親と子にとって大きな変化となる、別々での生活がスタートするのです。

 

親と離れて不安を抱えているであろうお子さんに対しては、スタッフが新しい家族の一員となり、今まで実の親でも入り込めなかった心の領域にまで介入してサポートします。

 

必要に応じて、心理士と情報提供しながら心理検査を行ったり、発達障害の可能性が考えられる場合は発達障害特性のテストも受けられます。

 

このようにして、これまで気づけなかった原因を全て洗い出し、お子さん本人と親御さんとで理解を深め、誤解やすれ違いを少しずつ埋めていきます。

 

 

日本国内には、家庭内暴力を扱っている受け入れ施設は少数ながら存在しますが心理ケアによる根本解決を目指せるのはJECセンターだけの大きな強みです。

 

JECセンターは、状況に応じて警察や病院などと連携し、家族の安全を確保しながらサポートにあたるケースもあります。

 

しかし、基本的に家庭内トラブル(民事)のような問題に対しては、行政のみで対応(解決)してもらえることはほとんどありません。

 

このような状況だからこそ、JECセンター「他機関の手が届かない領域を支える」という信念を持ってサポートに取り組んでいます。

 

お子さんに対しては安心感につながるサポート(仲間同士の交流、スタッフとの対話、セラピー活動、イベント参加など)を提供し、ご家族(保護者様)にはLINEや電話を通じた進捗報告やお子さんの変化、気づきなど、ありとあらゆる情報をを共有し続け、お子さんを共に支えるパートナーとして伴走します。

 

もし、お子さんからの暴言や暴力に苦しんでいる親御さんがこの記事をご覧になっていましたら、一度JECセンターまで相談していただければと思います。

 

 

*JECセンターでは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいたサポートを提供しています。