
「心当たりがない…」娘の変化に戸惑う母親の涙
「優しかった娘が、最近は何を話しても怒鳴るようになってしまったんです」
40代の母親は、JECセンターとの面談の中で、そう話しながら涙をこぼしました。
娘さんは、大学生までずっと母親の言うことを素直に聞く子だったと言います。
それがいつの間にか親子の間の会話もなくなり、険悪な雰囲気になっていってしまったのだそうです。
しかし母親には、その心当たりが全くありませんでした。
「何が気に入らないの?」と聞いても、「うるさい」「放っておいて」と拒絶され、重苦しい空気が漂っていました。
母親は「このままでは家庭が壊れてしまう」と感じながらも、どう声をかければいいのかわからなかったといいます。
孤立した母親が苦しいながらも調べ上げ、JECセンターにSOSを届けた経緯はこのような流れからでした。

JECセンターで見えてきた娘の本音
面談を通してわかったのは、娘さんが心の中で「認められたい」「褒められたい」と叫びながらも、うまく表現できずにいたということでした。
決して母親が娘さんを蔑ろにしていたわけではありません。
ただ、愛情が届かないのではなく、届かない“状況”にいたのです。
兎にも角にも娘さんの本心を伺わない限り、この親子の問題は進展しないと察し、JECセンターは娘さんの入所支援を促しました。
入所に同意された親子は、翌日から娘さんをJECセンターに預け、親子は一時離れて生活することとなりました。
娘さんの様子はというと、最初の数週間はスタッフにも心を閉ざしているような状態でした。
しかし、担当スタッフが「無理に話さなくていいよ」「ここでは誰も責めたりしないよ」と伝えたことで、少しずつ変化が訪れます。
ある日、「お母さんの前では泣けなかった」と語ったその一言に、スタッフも胸が熱くなりました。
母親への反抗的に見えた態度の裏には、「母親の期待に応えたい」と、今まで無理して優等生を演じてきた自分との葛藤が隠れていたのです。
JECセンターでは、このように娘さんの心の安全を最優先にしながら、親では知り得なかった部分を引き出すことで、親子のすれ違いを埋められます。
こうしたケアは、これから再び家族として向き合うための土台を整えていくことにつながっていきます。

「大丈夫」から始まる支援
JECセンターのサポートの特徴は、折り合いのつかない親子がいったん離れて暮らすことで、心理的な休養をとれる点にあります。
家庭の緊張状態から離れることで、娘さんと親御さんは、自分たちを客観的に見つめ直す時間を得ます。
そして、これからの親子の在り方について、「関わり方の見直し」や「伝え方の練習」を一緒に進めていきます。
この“家族全体を支えるケア”こそが、再出発への第一歩となります。
親子は離れていても、スタッフが橋渡しとなることで家族は一丸となり、日々の小さな変化を共有しながら距離が少しずつ近づけていくことができます。
「泣いてもいいんですよ」
JECセンターでは、親御さんにも、娘さんにも、そう伝えるようにしています。
苦しい状況でがんばってきた自分を労ってくれる人が目の前に居ることを感じてほしい。
そして、「つらかった」という素直な気持ちを表に出してほしい。
そうすることで家族が前を向いて“やり直す力”が取り戻せるからです。
私たちは、多くの家族から「もっと早く相談すればよかった」と思っていただけるように、心に寄り添います。
娘さんをただ受け入れるだけでなく、親御さんの悩みをただ聞くだけでもない、“居場所”であり続けるために。
家族関係の修復、娘さんの心理ケア、親御さんの不安の解消、そして再び希望を持てる日常を取り戻すことを目標にサポートします。
どうか一人で抱え込まないでください。
あなたの涙も、娘さんの叫びも、JECセンターが受け止めます。
大丈夫です。立て直しは今からでも間に合います。
勇気を出して、一度ご相談ください。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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