1.止まらない娘の暴力には警察?弁護士?
娘の暴力によって家族が怪我などの被害を被れば、
傷害罪や暴行罪といった犯罪行為として扱うこともできます。
親として、そんなことを望まない気持ちも理解できますが、
家庭内暴力(引きこもり)が悪化して親を殺してしまった事件は皆さんの記憶にも新しいと思います。
「怪我をしなかったから」「世間体があるから」などの理由で対応が後手に回れば、
取り返しのつかない事態になってしまう可能性もあることを忘れてはいけません。
しかし、実際に家庭内暴力で警察に相談しても対応できないと言われてしまうことがほとんどです。
なぜなら警察には民事不介入の原則というルールがあるからです。
警察に相談しても具体的な対応策が見つからなかった家族は、
「自分たちが家を出る」か「子どもを施設に預ける」くらいしか選択肢が残されていません。
また、弁護士に相談した場合も家族が疲弊してしまうだけで八方塞がりになってしまうことが多いです。
2.娘の行動に隠されたメッセージ
家庭内暴力による暴言や暴力の裏には何かしらのメッセージが隠されているものです。
暴言や暴力を表面的に捉えるのではなく、心の深い所に注目してみると、
不安、焦り、恐怖などの感情が渦巻いていて、それに苦しんでいる様がわかります。
娘さんの暴言や暴力には「もっと私の気持ちを聞いて!」という願いが隠されていたのです。
「こんな風になったのはお前のせいだ!」「死んで来い!お前は何もわかってない!」
と、ひどい暴言を親にぶつけたかと思えば、殴る、蹴る、物を壊す…。
こうした行いの原因には、心に秘めた感情の他に発達障害の特性が関係していることも考えられます。
いずれにせよ、家庭内暴力を止めることと同時に、その原因対処を進めることが急務とされるのです。
当施設には、たくさんの家庭内暴力に悩む親子をサポートし続けてきた実績があります。
全国でも唯一と言っていい心理を中心とした宿泊休養を通して、
家庭内暴力を行う本人の心の内に隠された原因に対処し、多くの親子の笑顔を取り戻してきました。
もう、家族だけでがんばらなくてもいいんです。
私ども専門家の力を借りて、一緒に乗り越えてまいりましょう!