
「娘は本当に変わるのか?」と悩む母
「結局うちの娘はまた元通りになってしまうのでは…?」
JECセンターへの入所初日、そうつぶやいたのは、20代前半の娘を持つ母親でした。
これまで夜職を続け、誰の言うことも聞き入れずに昼夜逆転の不健康な生活を続けてきた娘。
家庭での会話はすでに数えるほどしかなく、母が声をかけても「うるさい」「放っといて」と突き放される日々だったそうです。
親が何をしても聞き入れようとしないので限界を感じ、JECセンターへ相談したというのが、入所までの経緯です。

「お母さんと話したい」 から始まる変化の兆し
娘さんが入所されてから最初の1ヶ月目。
母親はスタッフから娘さんの様子を伺ってもとくに大きな変化は感じられず、不安は拭えなかったと言います。
2ヶ月目に入ってもまだそれほど変わらないように感じられたが、3ヵ月目に入って動きがありました。
娘さんから初めて「お母さんと話がしたい」と要望があがったのです。
娘さんからやっと出てきた歩み寄りの兆しを消すまいと、スタッフたちは親子の対話に向けて動き出しました。
ご両親にスケジュールを調整してもらい、スタッフが間に入って面談することを目標に動き出したのです。
今までずっと拒否し続けていた「母との対話」を突然提案したのは、ただ時間が経過したからではありません。
入所してからずっと、スタッフは娘さんの話に耳を傾け続け、心に寄り添ってきました。
また、同じ入所仲間同士との交流も手伝って、娘さんの心は徐々に解きほぐされていったのです。
娘さんが安心して自分の気持ちを話せるよう支援した結果出てきた言葉に、母親はとても驚いていました。

折り合いのつく関係へ
JECセンターが親子に願うことは、「お互いの気持ちを理解し合ってほしい」の一点です。
そのための土台つくりとして、娘さんには環境を変えて落ち着きを取り戻してもらいます。
親御さん自身にも、娘さんが落ち着きを取り戻していく過程で“どうやって気持ちを伝えればいいか”を見直していただきます。
心理専門のスタッフが親子双方の心に寄り添い、責め合う関係から“話し合える関係”へと変われるよう導きます。
「お母さんと話したい」という、娘さんからやっと出た言葉の裏には複雑な想いが含まれています。
「お母さんに気持ちを伝えたい」「早くここを出たい」「今後のことを考えたい」など。
これらをどう解釈するか(良い意味と受け取るか悪い意味と受け取るか)によっても、親子の今後に大きな差が出てしまいます。
娘の行動をどう止めるかではなく、どう折り合いをつけながら再び向き合うか。
これがJECセンターの家族サポートの命題です。

親子にとって学びのある期間に
JECセンターでは、「絶対回復させます!解決させます!」とは、敢えて謳っていません。
寄せられる相談の中でも多い「ホスト通い」「家庭内暴言」「依存行動」「親子不和」などは、ほんの2~3ヶ月程度で解決できる問題ではないからです。
かと言って、経済的、精神的、身体的な負担もあって、解決までに何年も費やすことができるご家庭はほとんどありません。
例えば、3ヶ月という期間はJECセンターの平均的なサポート期間で言えば、ごく短い期間です。
短いサポート期間では、「大きな変化」まで持っていくことはとても困難です。
しかしどんなケースでも、“諦めずに取り組んだ”ことによって変化の兆しを得た親子の姿は幾度となく目撃してきました。
今まさに問題と直面している娘と母は、人生の岐路に立っています。
ここから親子関係を立て直す道を歩もうとするかどうかを娘さんが選ぶことは難しいでしょう。
ほとんどの場合、それは親御さんの決断次第となります。
もし今、「このままでは壊れてしまう」と感じているなら、どうか一度ご相談ください。
JECセンターは、変化のきっかけをつかむにはうってつけの場所です。
環境・心理・家族の三方向から支える独自のサポートをお試しください。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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