「出会えてよかった」と語る娘に、親は言葉を失った

 

「ねぇママ、私、あの人に出会えてよかったって思ってるの。あの人がいなかったら、今の私はないよ」

 

高校卒業後、夜のバイトを始めた娘は、徐々に帰宅が遅くなり、家での会話もほとんどなくなりました。

 

ある日、母親がふと目にしたスマホ画面には、ホストとのツーショット写真。

 

「他の人と違う」「〇〇ちゃんのおかげで頑張れる」といった甘い言葉の数々が並んでいました。

 

親が必死に声をかけても、「もう放っといて」と部屋に閉じこもるか、出ていくかの繰り返し。

 

気づけばクレジットカードは不正利用され、督促の電話が日常化。

 

肩代わりした借金もすぐに膨らみ、娘は新たなカードを作り、繰り返す…。

 

そんな日々に、親としての限界を感じながらも、「まだ私が頑張れば」と踏ん張る母親。

 

しかし、「このままでは娘の人生が本当に終わってしまうのでは」という恐怖と、「それでも娘を突き放すなんてできない」という葛藤に押し潰されそうになっているのです。

 

 

ホストに夢中になる娘の背景には、「自分が誰かに必要とされたい」「一番になりたい」「愛されたい」という渇望が潜んでいることが多くあります。

 

特に、家庭内で十分に自分の存在価値を感じられなかった場合、外の世界で「特別扱い」してくれる存在に強く依存してしまうのです。

 

そのため、頭ごなしに否定しても逆効果で、親子の断絶を深めるだけです。

 

重要なのは、「なぜ、そこまで彼を信じるのか」「本当に安心できているのか」を理解しようとする姿勢。

 

心理学的にも、こうした問題行動は、表面的な行動よりも背後の感情や心の傷にアプローチすることが回復の鍵となります。

 

とはいえ、すでに親子の関係が崩れてしまっている場合、一緒に暮らしながら立て直すことは極めて困難です。

 

そこで効果的なのが、JECセンターのような第三者機関のサポートです。

 

 

JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設では、ホスト依存や浪費、家庭内暴力、自傷行為といった問題を抱える娘さんを、一時的にお預かりし、心のケアと回復をサポートしています。

 

「娘を預けるなんて、無責任な親だと思われるのでは」と悩まれる方は多いですが、それは決して親としての放棄ではありません。

 

むしろ、「今の自分ではもう支えきれない」と認め、専門家に託すことは、娘さんにとって最善の選択でもあります。

 

入所後、JECセンターではスタッフと連携して親御さんにもサポートや面談の機会を設け、「なぜ娘がそうなったのか」「どう関わるべきか」を一緒に学びます。

 

それは、娘さんが戻ってきた後の再発防止にもつながります。

 

 

娘の人生を、もう一度立て直したい」「このままでは共倒れになる」という親御さんにとって、JECセンターは、親御さんとしての責任を果たすための最後の手段であり、新たな出発点です。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

まずは、私たちに相談してください。

 

今の環境を変えることが、娘さんの回復の第一歩になるのです。

 

親子で、再び信じ合える未来を築くために。