娘の不安障害(強迫性・パニック障害など)とは
本ページで扱う支援対象は、主に15〜30代の女性を想定していますが、未成年・成人を問いません。
学生・無職・就労者のいずれも含み、特定の属性や立場によって限定されるものではありません。
本ページにおける「娘の不安障害(強迫性障害・パニック障害など)」とは、不安や恐怖が過度に増幅され、日常生活・学業・就労・家族関係に継続的な支障が生じている状態を指します。
診断名の有無を問わず、不安を中心とした症状が長期化・固定化し、家庭内での対応が困難になっているケースを想定しています。

よく見られる状態像
・外出や通学・出勤を強く避ける、もしくは直前で断念する
・身体症状(動悸、息苦しさ、めまい、吐き気など)への過度な恐怖
・確認行為や儀式的行動を繰り返さないと落ち着かない
・「また発作が起きるのではないか」という予期不安が生活全体を支配する
・家族に強い同席・保証・配慮を求め、関係が疲弊する
これらの状態は、本人の気の持ちようや甘えだけで説明できるものではありません。
不安を回避しようとする行動そのものが、不安を強化する悪循環に陥っているケースが多く見られます。

不安障害の特徴と重なり
強迫性障害やパニック障害は、それぞれ異なる診断名を持ちますが、実際の生活場面では明確に分離できないことも少なくありません。
・強迫的な思考と回避行動が同時に見られる
・パニック発作への恐怖から行動範囲が極端に狭まる
・不安を避けるために家族依存が強まる
診断名よりも、「不安を中心に生活が制限されている状態」として全体像を捉える視点が重要になります。

医療・行政との関係(空白期間)
不安障害は医療機関で診断・治療が行われる領域ですが、通院や服薬のみでは生活全体の立て直しに至らないケースも多くあります。
また、症状があっても診断に至らない場合や、本人が医療を拒否する場合、行政支援の対象外となることもあります。
このように、不安障害を抱える若者と家族は、医療・行政・司法のいずれも十分に介入できない「空白期間」に置かれやすく、家庭内で問題が長期化・複雑化しやすい特徴があります。

JECセンターの支援範囲
JECセンターでは、不安障害そのものの治療や診断は行いません。
医療機関による治療を前提としつつ、生活環境・人間関係・家族関係の再構築を支援範囲としています。
具体的には、
・入所による生活リズムと日常構造の再構築
・不安を過度に刺激しない形での環境調整
・第三者を交えた親子間の話し合いの場の設定
・家族側の関わり方や距離感の整理
を通じて、不安に支配されない生活の土台を整えることを目指します。

JECセンターが行わないこと
・不安症状を短期間で消失させること
・本人の意思を無視した強制的な入所
・心理療法のみで完結する支援
・医療行為や診断の代替
通信環境の管理を含む環境調整は、生活再構築を目的とした支援の一環であり、懲罰を目的とするものではありません。

家族にとって重要な視点
不安が強い状態では、家族が良かれと思って行う配慮や代行が、結果的に本人の行動範囲をさらに狭めてしまうことがあります。
一方で、突き放しや過度な自立要求も症状を悪化させる要因になります。
家庭内だけで最適な距離感を見つけることは難しく、第三者の視点を入れて生活全体を整理することが、長期的には安定につながる場合があります。

相談・問い合わせについて
不安障害が疑われる状態において、入所型支援が適切かどうかは個別の状況によって異なります。
JECセンターでは、状況整理を目的とした相談を受け付けています。


