ゲーム依存・課金トラブルとは
本ページで扱う「ゲーム依存・課金トラブル」とは、オンラインゲームやスマートフォンゲームへの過度な没入や課金行動によって、生活・金銭管理・家族関係・学業や就労に深刻な支障が生じている状態を指します。
単なる娯楽や一時的な浪費ではなく、行動が長期化・固定化し、本人や家族による制止が機能しなくなっているケースを想定しています。
また、JECセンターで扱っている支援対象は、主に15〜30代の女性を想定していますが、未成年・成人を問いません。
学生・無職・就労者のいずれも含み、特定の属性や立場によって限定されるものではありません。

ゲーム依存・課金トラブルの定義
本ページにおける「ゲーム依存」とは、ゲームの利用を自分でコントロールすることが難しくなり、睡眠・食事・通学・通勤・対人関係など、日常生活の優先順位が著しく崩れている状態を指します。
「課金トラブル」とは、ガチャやアイテム購入などの支出が本人の収入や管理能力を超え、借金、クレジットカードの不正利用、親名義カードの使用、後払いサービスの多重利用など、金銭的問題が顕在化している状態を含みます。

よく見られる特徴
・昼夜逆転や睡眠不足が慢性化する
・学業や仕事への集中力が著しく低下する、あるいは中断する
・課金額や利用時間について虚偽の説明をする
・親や家族が制限しようとすると激しい反発や関係悪化が起きる
・「今やめたら損をする」「ここまで使ったから続けるしかない」といった極端な認知が見られる
これらの特徴は、本人の自制心の欠如というよりも、ゲーム構造と心理的依存が組み合わさった結果として現れることが多いと考えられています。

医療・行政との関係(空白期間の問題)
ゲーム依存や課金トラブルは、精神疾患として明確な診断がつかない場合も多く、医療機関では経過観察に留まることがあります。
また、成人の場合は行政支援の対象外となりやすく、未成年であっても具体的な介入手段が限られるケースが少なくありません。
その結果、医療・行政・司法のいずれも本格的に介入しにくい「空白期間」に問題が置かれ、家庭内で混乱や対立が深刻化しやすい領域となっています。

JECセンターの支援範囲
JECセンターでは、ゲームを一律に禁止したり、課金行動だけを力づくで止めることを目的としていません。
重視しているのは、ゲームに過度に依存せざるを得なくなっている生活環境・時間構造・家族関係を整理し、再構築することです。
具体的には、
・入所による生活リズムの立て直し
・金銭管理の枠組みを整えるための環境調整
・第三者を交えた親子間の話し合いの場の設定
・本人の同意形成を前提とした段階的な利用制限の検討
・家族側の関わり方や境界線の整理
といった支援を行います。

通信環境・端末管理の考え方
通信環境や端末の管理は、生活再構築を目的とした環境調整の一環として位置づけられます。
これは懲罰や制裁を目的とするものではなく、本人が依存的行動から一時的に距離を取り、現実生活のリズムを取り戻すための手段です。
管理の方法や範囲については、本人の状況や同意形成の度合いを踏まえ、画一的ではなく段階的に検討されます。

JECセンターが行わないこと
・本人の意思を無視した強制的な入所や隔離
・短期間での性格矯正や価値観の押し付け
・医療行為や診断の代替
・ゲームやデジタル文化そのものを否定する指導
JECセンターは、医療や行政の代わりとなる施設ではなく、生活・環境・関係性の調整を担う支援機関です。

相談・問い合わせについて
ゲーム依存や課金トラブルがどの段階にあるのか、入所による支援が適切かどうかは、個別の状況によって異なります。
JECセンターでは、結論を急がず、状況整理のための相談から受け付けています。


