
無理難題を抱えた家族に一石を投じる支援
JECセンターへ相談、面談を重ねても、最終的に入所を決断できずに迷ってしまう親御さんがいます。
「本当にここに預けて大丈夫?」
「娘に恨まれないだろうか?」
「他に方法があるのではないか?」
最善の方法を模索することは、娘さんを想う気持ちがあるからこそでしょう。
ただ、その迷いの奥には「失敗したくない」「事を荒立てたくない」といった恐怖も混ざっていることと思います。
しかし、一度現実を振り返ってみてください。
これまで何度か直接話し合い、何度も衝突し、何度も裏切られ、それでも状況は変わらなかった経験はございませんか?
行き詰り、足を止め続けることで、事態を長引かせたり悪化させてしまったご家庭も少なくありません。
私たちがはっきり言えることは、これまでの20数年間、施設入所によって現状を打破されたご家庭が大勢いるという事実です。

入所すると何がどう変わる?
これまでテコでも動かないと思われた状況が、なぜ入所をきっかけに少しずつ動き始めるのか。
それは、JECセンターのサポートに触れ、親御さん自身の関わり方が変わるからです。
追い詰める言葉、管理する態度、先回りしてしまう不安。
それらを手放し、「信じて待つ覚悟」を持ったとき、娘さんの心には初めて余白が生まれ、人の話に耳を傾けることができるようになります。
実際に何年も難航していたご家庭が、入所をきっかけに親子ともども意識改革を起こされています。
施設入所を経たその後に、親子の和解、娘さんのホスト通いの終結、夜職を卒業し昼職へ転職、復学を成し遂げられた事例は数え切れません。
入所後に幾度となく行われる家族相談の中で親は意識を改め、娘さんは施設生活を通して落ち着きを取り戻し、人生の新たな道を歩み始めるきっかけが得られます。
娘さんの問題がここまで長期化している背景には、本人の心の問題だけでなく、家族関係そのものの歪みや固定化された役割分担、無意識の過保護や過干渉が絡んでいるケースがほとんどです。
だからこそ親子だけ(家族だけ)では話が進まず、どうしても感情が先に立ち、冷静な関係の組み直しができなかったのです。
施設という安全な場所で娘さんは自分の心と向き合い、親御さんは安心してご自身の関わり方を見つめ直すことができるようになります。
JECセンターの入所は親子を引き離すのではなく、親子を“本当の意味でつなぎ直すための距離”をつくる場所として機能しています。

入所を耐え抜いた家族が「最後に笑い合う」
「親が先に変わる」その勇気が、これまでも娘さんの人生を動かしてきました。
入所の決断は、経済的にも、精神的にも、決して簡単に下せるものではありません。
けれど、決断されなかったご家庭が、その後に「もしあの時入所させていたら…」と涙を流される姿を私たちは何度も見てきました。
時間は何も解決してはくれませんし、娘さんのことを忖度してばかりいても状況は好転しません。
親が一切口出しせずにいたご家庭で、完全に娘さんが消息を絶ってしまったことがありました。
親が諦めて連絡を絶ってしまったために、最悪の結末を迎えてしまったご家庭がありました。
いずれも、正しい環境に身を置けば結果は違っていたはずです。
いま迷いながらもこの文章に最後まで目を通された親御さんは、すでにあと一歩のところまで辿り着いています。
残りの一歩を“決断”へと変えられるかどうかが、これからの親子の未来を分けるかもしれません。
とても勇気が必要な選択です。
でもその勇気が、最後に「入所してよかった」と親子で心から笑い合える未来につながっています。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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