娘の選んだ現実と、母の「こんなはずじゃなかった」

 

「好きでやってる。だから口出さないでよ!」

 

夜中の1時。帰宅した娘・N子(20)は、化粧も落とさずそのままベッドに倒れ込みました。

 

ホスト通いがエスカレートし、支払いのために風俗で働くようになったのです。

 

母・Mさんは、その現実を受け止めきれず、ただ見守るしかできませんでした。

 

N子は高校卒業後、進学も就職もせず、ホストクラブに通い始めました。

 

最初はアルバイト代の範囲内だったものの、次第に支払いは母名義のクレジットカードに。

 

限度額を超えてカードは停止し、気づけば消費者金融からの取り立てが家に届くように。

 

「なぜ、娘がこんな道に…」将来の夢を語っていた頃のN子を思い出しながら、Mさんは自分を責め続けました。

 

「親としてどこで間違えたのか」と。娘が破滅的な選択を「自分の意志」と言い張るたび、どう関わればいいのかわからなくなっていったのです。

 

 

 

風俗勤務やホスト依存といった行動の背景には、多くの場合「孤独感」「自己肯定感の低さ」「愛されたい気持ち」など、見えない心の痛みが潜んでいます。

 

ただ「やめなさい」と叱っても、本人の心には届かないのです。

 

心理学では「問題行動はSOSのサイン」と言われています。

 

つまり、N子の風俗勤務やホスト通いは、深いところでは誰かに気づいてほしいという“心の叫び”なのです。

 

ですが、親御さんがそのすべてを背負い、解決しようとするには限界があります。

 

そんなときに必要なのが、第三者の専門支援――JECセンターのような機関です。

 

 

JECは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設では、依存や問題行動に悩む若者の回復と再出発を支援しています。

 

多くの親御さんが「子どもを預けるのは無責任では?」と不安に思われますが、それは大きな誤解です。

 

親御さんとしての限界を認め、専門家に託すことは、子どもの未来を守る最善の選択なのです。

 

実際にJECセンターに子どもを預けた親御さんたちの多くが、「もっと早く相談すればよかった」と振り返っています。

 

JECでは、娘さんが自分の問題行動と向き合い、心の背景を見つめ直すサポートを行っています。

 

そして同時に、親御さんにも学びの機会が提供され、接し方・距離感・再発防止の知識を身につけられる面談も行われています。

 

今とは違う環境に身を置くことは、心の再生にとって非常に効果的です。

 

JECのような安心できる場で過ごすことで、子どもは“変わるきっかけ”を手に入れるのです。

 

そして何より、「預けることは無責任ではない」と自信を持つこと

 

それが、回復へ向かう第一歩です。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

私たちJECが、その一歩として親御さんでは入り込めなかった、できなかったところを家族替わりをして全力で支えます。

 

涙の決断の先に、もう一度娘と向き合える未来がある――それを信じて、一歩を踏み出してください。