娘がホスト依存になった日から、家族の崩壊が始まった

 

「もう関わらないで」「家族なんてどうでもいい」

 

娘の目は冷たく、言葉は心を突き刺すものでした。

 

高校卒業後、昼夜逆転の生活が始まり、やがてホストクラブ通いが日常に。

 

何度注意しても届かない。

 

通帳からお金が消えているのに気づいたとき、私たちはやっと深刻さに気づきました。

 

「ホスト依存 娘」「子ども ホスト通い 更生」――藁にもすがる思いで検索し、たどり着いたのが心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であるJECセンターでした。

 

 

JECでは、親子面談や事前のヒアリングが丁寧に行われ、親である私たちも「ご両親の意見を一致させ、見守るだけでなく、行動を起こすこと」と教わりました。

 

そして、本人の同意を得て、ついにJECセンターへの入所が決まったのです。

 

入所当初、娘さんは周囲と打ち解けようとはしませんでした。

 

ですが、同じように過去に傷を持つ仲間たちや、信頼できるスタッフとの日々の対話を重ねるうち、少しずつ心を開くように。

 

ある日、スタッフの方からこう連絡がありました。

 

「今日、娘さんが“親に申し訳なかった”と初めて言いましたよ」

 

その一言に、涙が止まりませんでした。

 

JECセンターでは、ただ規律を守るだけでなく、「自分と向き合う」ことが最も大切にされています

 

 

スタッフとの会話や親子面談を通じて、娘さんは「誰かに認められるためにお金を使うのではなく、自分自身を大切にする」ことの意味を学んでいったのです。

 

また、親御さんとしての関わり方も学び直すことができました

 

JECでは親御さん向けのサポートも充実しており、娘さんとの距離感、言葉のかけ方、感情の整理などを丁寧にアドバイスしています。

 

JECセンターでの生活は「終わり」ではなく、「再スタートの準備」です。

 

 

卒業した娘は現在、福祉の専門学校に通いながら、アルバイトと勉強に励んでいます。

 

「私みたいな子がいたら、今度は私が支えたい」

 

そう語る娘さんの姿は、過去の姿とはまるで別人のようです。

 

親御さんとしても、JECで学んだ“見守る力”を武器に、今では娘さんを一歩引いて信頼しながら応援できるようになっていきました。

 

以前は絶たれていた家族との絆も、確かに回復しつつあります

 

 

「娘をホスト依存から抜けさせたい」「家族を壊したくない。でも、どうすれば…」

 

そう悩んでいる方へ、JECセンターという選択肢があることを伝えたいのです。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

JECは、すべてを解決する“魔法の場所”ではありません。

 

ですが、娘さんが人生を仕切り直し、家族が再びつながるための“きっかけ”をくれる場所であることは、親御さんたちが身をもって実感しています。