家族の説得が届かず、ホスト依存にのめり込んだ娘

 

「お金を貸して」「今度だけ」。高校を卒業してすぐに上京した娘が、ホストクラブ通いにのめり込んでいったのはほんの数か月のことでした。

 

最初は夜職で働いているだけと思っていた母親も、娘の使う金額や口調の変化、家族への反抗的な態度に不安を感じ始めます。

 

しかし、「見放したと思われたくない」「嫌われたくない」「無理強いはできない」という思いが強く、家族関係が壊れてしまうのではという事を考え、強く出られないまま時間だけが経っていきました。

 

父親も心配しながらも、仕事の忙しさを理由に介入を先延ばしにしていたのです。

 

 

そんな中、動いたのが母方の伯父でした。

 

娘の状況を聞きつけ、家庭に直接訪れた伯父は、「このままでは取り返しがつかなくなる」と強い口調で両親に訴えました。

 

特に父親には、「今こそ、娘を救うために決断すべきだ」と背中を押したのです。

 

そして家族で話し合った末、娘を受け入れてくれる専門施設を探し、心理ケアと特化し長期的なサポートが可能な数少ない民間の入所施設・JECセンターに連絡を取りました。

 

JECセンターは、発達障害(ASD・ADHD)やパーソナリティ障害などの傾向を持つ子どもへの理解が深く、その心の背景を丁寧に読み解いてくれます。

 

 

娘は当初「無理やり連れてこられた」と抵抗していましたが、似た経験を持つ仲間たちとの交流や、経験豊富なスタッフと心理学マインドを通じて会話をし、自由で開放的な環境の中で徐々に心を開いていきました。

 

スタッフの温かい寄り添いによって、「誰かに必要とされること」「本当の自由とは何か」を見つめ直すことができたのです。

 

JECセンターでの生活を経て、娘は落ち着きを取り戻し、再出発への意欲を見せるようになりました。

 

しかし、親が変わらなければ再発のリスクは高まります

 

JECでは、そうした点も重視し、入所中もスタッフと連携し、親御さんが接し方や距離感を学び直し、「信じて見守る」姿勢を持てるようサポートしてくれます。

 

 

実際、父親は娘との会話を増やし、「あなたの味方だよ」というメッセージを繰り返し伝えるようになりました。

 

母親も、「嫌われるのが怖い」と逃げていた姿勢を見直し、必要なときにしっかりと立ち向かうようになったのです。

 

ホスト通いという“洗脳状態”からの回復には、時間がかかり、本人だけでなく家族全体の変化と協力が不可欠です。

 

親戚の一歩がきっかけで道が開けた今回のケースのように、周囲が本気で関われば道は開けます。

 

 

卒業後も、困ったときにはJECセンターが継続してサポートしてくれるので、安心してご相談ください。

 

本人が来られない、もしくは本人が来たがらない場合でもセンターへ相談していただき、親御さんが決断し、行動を起こすことで状況は大きく変わります。

 

まずは上記に記載ている電話番号又はメールアドレスにてお問合せください。

 

洗脳状態の娘さんを救い、笑顔が多かったころに戻ってほしい願うのであれば時間と家族の行動で決断が必要です。