皆さん、こんにちは。
令和元年となった2019年も終わりが近づき、オリンピックなども予定されている来年度への期待も高まる中、1年があっという間に過ぎてしまったかのように感じられます。
今年も無事に年の瀬を迎えることができたのも、ひとえに関係者の皆さまのご理解とご協力があってのものと考え、感謝を申し上げます。
一年を振り返ってみて
本年も様々な方が当センターに入所され、各種セラピーやカウンセリング、共同生活やアルバイト研修などを通して、今まで自分が知らなかった(できなかった)「ものの考え方」、「ものの見方」に触れ、一喜一憂しながら学習なさっていました。
また、毎週体を動かす機会ができて心身が健康になったと感じていただけた方もいらっしゃいました。
もちろん、物事は順調に進むことばかりではなく、停滞したり、問題が起きてしまうことだってありました。
ですが、長い時間をかけてでも自分と向き合い、希望を捨てずに前進し続ければ、必ず回復への兆候は見えてきます。
研修生たちは各々の体調や状態に合わせて、カウンセリングやセラピーを自発的に利用し、日々成長なされています。
ですが、ゆっくりと変わっていく自分の変化には存外気づきにくいもので、客観的に見守っている立場の私たちスタッフの視点から、「あなたはここが変わったね」などのように声をかけると、「そうですか?」と不思議そうな顏をしながらも、自分の成長について考える機会を得ます。
それらを繰り返していく内に、ある時、自身の変化を自覚し、「自信」へとつなげていく姿には私たちスタッフとしても自分の事のように喜ばしく思います。
当センターのこれから
「成長が遅いと悪い」、「結果が早く出ないと悪い」といった考え方は間違っています。
たとえ変化が目に見えなくとも、経験はすべからく骨身となり、成長の糧となっています。
そして私たちスタッフ一同は、本人やご家族様が回復への希望を持って臨まれる限り、決して見捨てるようなことはせず、支援を続けます。
来年度もこの姿勢は変えずに運営していく所存ですので、何卒宜しくお願いいたします。
皆さんが良い年を迎えられますよう、スタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。
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